特定技能外国人が雇いやすくなるかも?
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中国語が話せる行政書士の大西祐子です。
外国人雇用管理アドバイザー、日本に住む外国人をサポートすべく、お役に立てる情報を中心に発信しています。
さて本題。
国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)が3月から日本国内でも実施されることになりました。
これにより、特定技能外国人が雇いやすくなるかもしれません。
というのも
「特定技能1号」の条件
「特定技能1号」として働くためには、
①特定産業分野の技能試験
②日本語試験
の二つに合格する必要があります。
技能実習2号を良好に修了した場合は、これらの試験が免除されます。
ただし、業種を超えて働きたい場合は、やはり特定産業分野の技能試験を受ける必要がありますが。
この日本語試験ですが、特定技能のビザ(在留資格)をもらうために認められている試験としては
①日本語能力試験(JLPT)のN4以上
②国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)A2レベル以上
この二つです。
いくら、日本語能力があったとしても、試験に合格していなければビザ(在留資格)の申請が受け付けられません。
日本語試験
ところが、日本で行われている日本語能力試験(JLPT)は年に二回。
国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)は年に数回実施されますが、海外のみの実施です。
コロナウイルス感染症の影響で外国人が新規に日本に入国でいない状況。
技能試験に受かっても、日本語試験が受けられないという状況が続いていました。これでは、特定技能外国人を雇いたくても雇えませんよね。
今年(2021年)3月より、47都道府県120都市程度の会場で試験が予定されています。
テストは年6回開催予定で、受験機会が多くなります。
特定技能に移行したい方、特定技能外国人を雇いたい会社さんにとっては朗報でしょう。
ちなみに、日本語のレベルとしましては
日本語能力試験
原則として日本語を母語としない人を対象に、日本語能力を測定し、認定することを目的とした試験です。
N4レベルは、基本的な日本語を理解することができるレベルです。
【読む】
基本的な語彙や漢字を使って書かれた日常生活の中でも身近な話題の文章を、読んで理解することができる。
【聞く】
日常的な場面で、ややゆっくりと話される会話であれば、内容がほぼ理解できる。
毎年7月と12月に日本と海外で実施されます。申し込みはかなり早くに締め切られます。
JFT-Basic
T-Basicは、主として就労のために来日する外国人が遭遇する生活場面でのコミュニケーションに必要な日本語能力を測定する試験です。
「ある程度日常会話ができ、生活に支障がない程度の能力」があるかどうかを判定することが目的となっています。
A2レベルはごく基本的な個人的情報や家族情報、買い物、近所、仕事など、直接的関 係がある領域に関する、よく使われる文や表現が理解できる。
簡単で日常的な範囲なら、身近で日常の事柄についての情報交換に応ずる ことができる。
自分の背景や身の回りの状況や、直接的な必要性のある領域の事柄を簡単 な言葉で説明できる。
というレベルです。
2019年4月以降、海外(モンゴル、インドネシア、カンボジア、タイ、フィリピン、ミャンマー、ネパール)で実施されてきましたが、日本では実施されていませんでした。
これが、今年(2021年)3月より、47都道府県120都市程度の会場で試験を実施予定となっています。
テストは年6回開催予定で、受験機会が多くなります。
また、テスト会場でコンピューターを使用して出題、解答するため、結果がすぐにわかります。
日本語能力試験(JLPT)は年に2回実施されますが、コロナウイルス感染症の影響で、人数が非常に限られてしまい、特定技能の足かせになっていました。
特定技能で働きたい方、働いてほしい会社さんにとって朗報ですよね。追い風になればいいですね。
特定技能として働きたい!特定技能外国人を雇いたい会社さん、お気軽にご相談くださいませ。
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