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みんな積極的不登校になろうよ
娘:反抗期なのか?と思っていたらオンライン授業が多かった時期から登校に切り替わり登校したくないとなる世で言う不登校
私:新しい考えやモノが好きなミーハー、自分の子どもは凄いと何故か根拠の無い自信あり
また起きてこない!
時間感覚が私と異なる娘
遅刻は気にしないタチ。
起こしに行った時に
「学校行きたくないの?夜中起きて朝起きられないのはやめてよ学校どうすんの?」
と怒り気味に言う私
布団を頭まで被る娘が泣き出した
え?嘘やん?いつもこんなんで泣かんやん!
「学校いかないん?」
「……」
無言の娘に
「何か行きたくない理由あるの?」
せっかちな私にしては、よく待てた!と褒めてやりたい。
無言がずっと続くが待っていると
「友達に会いに行きたいけど、学校がいや」
と途切れ途切れの返答
「学校の何が嫌なん?勉強したくないん?」
娘は中高一貫の進学校だ。
公立の私にはよくわからない学校の進学に対する執着は感じていた。
「何か、自分が頑張れない人間なんが嫌になってん」
これは一大事になってきた!
こりゃ聖子ちゃん並にビビっときたのよ【古っ!】
私は自己紹介でも書いた通り、子どもには十分な力があると根拠なく信じている。
「え?学校ってそんなに大切じゃないで。何でそうあなたが思ったん?
それは駄目やん。自分を否定しないといけなくなるなら、
もう行かなくていいよ。」
口から自然に出て自分もびっくりよ笑
「そんな考えの親も周りの子達にはおらんし…」
あーーーやっちまったかっっと顔には出さず心で涙目
「学校も進学とか成績とかばっかりで…頑張れない自分が駄目なんやとしか思えなくなった。」
これは非常事態だ!私の可愛い我が子が気持ちポキってなってる!
今まで
「勉強しないようになったなー」
とか
「何かなりたいとかないのー?」
とか、
「今日のご飯何がいいー?」
みたいな感覚で言ってごめんっっ。
気を取り直して!
言ってみよーーーう!
「学校なんて手段でしかないやん。別にあなたにはできる事があるし、私はあなたの良いところいっぱい知ってる。それが勉強でなくても社会に出て役立つ力やと思ってる。今までも色々頑張れてきたのも知ってる。もういいやん。学校が合わなかったのかもしれんし、別に休んでいいよ。どうしたいかゆっくり考えたら?」
よーし。ここまで。もうこれ以上は自分が整理しきれていませーーーん。
という朝から不登校が始まる。
そして、あら、さてどうしよう?
何もしないのもなぁとその日のうちにN高の資料を半狂乱な心で取り寄せてみる。
で、次の日からはごく普通の休日のような娘と過ごす。
夜中はスマホ、昼に起床、夕方くらいまでお菓子作ったり…
「満喫してるやーーん」
と私が言うと、笑ってる。まぁ笑えたらOK!
学校にはそのうち報告するかー。と何日かは仮病で乗り切る。
それも
もう、無理だな。となり報告。
「学校が嫌みたいで。すみませんしばらくお休みします。」
と言ったが、ちょくちょく連絡が入る。
その間で、私はすっかり整理できた。
これは、積極的不登校にしてしまおう。
娘は元気だし。家では普通に過ごしている。学校に行けないだけ。
「不登校だけど自分で選んでんから、ゆっくりしたら次どうするか考えな。」
と私が行かなくていい。と言い出した事は棚に上げ笑
N高パンフも渡し、通信制高校のURLも渡し、(高卒にはなる。と言っていたので)
私の役割は終了。という事にした。
娘の心が疲れている。
それは知ってる。多分、今考えたらかなり前から疲れていたのだろう。
この年頃は親とはそんな話さないだろう。
と思っていたのだが、そうではない違和感も実はあったし、
でも無理矢理、話してくれるはずはない。と知っていた。
だからよく言えばそっとしていた。友達関係もあるし大丈夫だろう。
悪く言えば見て見ぬふりだったのかもしれない。
学校からも、メンタルヘルスを勧められたが
もう、自分でも調べていた。
娘に聞いてみたが、必要ないと言っている。
だから、様子を見ている。
私の性格なのか、何か問題が起きればすぐ動ける。
そして、自分の考えもすぐ変更、更新できる。
娘の今回の事で、社会的な学校とは?偏差値とは?学校とは?
を情報収集する中で気づいたこと。
私は知らない事が多い、だからまずは自分も勉強
いや、私の常識は狭いことが問題だったのだ
そして、私なりの考えが確立された。
疲れていては未来の事なんて考えられない
勉強したくないのは目的がないからだ
将来は娘のもので私のことではない
私は何もできない彼女ではないから
時間や期間はその人が決めていい
自分の考えは伝えても押し売りしない
娘はやっぱり素晴らしい
これらは、子ども以外の他者には当たり前に出来ることや理解できることだと思う。
いざ、子どもとなると急に難しくなる。
でも、自分の意識を変えるだけで
不登校【学校に行けない子】積極的不登校【学校に行かない子】
にしてしまえばいいだけ。
すごくシンプルなんだ。
娘の人生は娘が決めるのが当たり前だ。
けど、親である私が不登校の子にしてしまうと彼女の力や気力を失わせてしまう。
彼女は素晴らしい。生きているだけで。それだけで私を幸せにする。
だから彼女の人生を、彼女の時間で生きてほしい。
その為に私が出来る事は、色々な生き方の話を強要するでなく、一緒に話せばいい。
YouTuberや大学教授、ゲーム実況者や起業家、多岐にわたる人たちの生計の立て方。
これからの未来にできそうな職業。
それらを一緒に語り合うだけでいいのではないか。と今は思ってる。
「ママはみんな大きくなったら寂しいから、海外の物価の安い場所行って何か自分にできる事ないか考えようかなー、その為に今から貯金しとこ」
と言ってみる。
「そんなんもうおばぁちゃんやん。何する気なん。英語もできへんのに孤独死したらどうするんー笑」
と娘は笑う。
けど、幾つになっても自分で選んでいい。という事を知ってもらいたい。