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【相続編】相続における不動産評価のポイント
こんにちは、アセットリリーフの常住です!
今回は、相続における不動産評価のポイントについて詳しく解説します。
不動産は相続財産の中でも大きな割合を占めることが多く、その評価が相続税の計算に大きな影響を与えます。
適切な不動産評価を行うためのポイントを押さえて、正確な相続手続きを進めましょう。
不動産評価の基本
不動産の評価は、相続税法に基づいて行われます。評価方法にはいくつかの基準がありますが、基本的には以下の3つが主要な方法です:
路線価方式
倍率方式
固定資産税評価額
1. 路線価方式
路線価は、国税庁が毎年1月1日時点で公表する、主要な道路に面した土地の1平方メートル当たりの評価額です。路線価は、その道路に面した土地の評価額を示し、土地の形状や面積によって補正されます。
計算方法:路線価 × 土地の面積
補正率:土地の形状や利用状況に応じた補正率を適用
2. 倍率方式
倍率方式は、固定資産税評価額に一定の倍率をかけて評価する方法です。主に路線価が設定されていない地域の土地に適用されます。
計算方法:固定資産税評価額 × 倍率
3. 固定資産税評価額
固定資産税評価額は、市町村が固定資産税を課税するために評価した額です。この評価額を基にして、相続税評価額を算出します。不動産の評価額が固定資産税評価額と同じである場合、固定資産税評価額をそのまま用います。
不動産評価の具体的なポイント
1. 評価方法の選択
不動産の評価には、路線価方式や倍率方式など、いくつかの方法があります。対象となる不動産の特性や所在地に応じて、最適な評価方法を選択します。
2. 補正率の適用
土地の形状や利用状況に応じて、評価額に補正を行います。例えば、土地の形が不整形である場合や、建物の利用が制限される場合には、補正率を適用して評価額を調整します。
3. 専門家のアドバイスを活用
不動産評価は専門的な知識が必要なため、税理士や不動産鑑定士などの専門家の助言を受けることが重要です。専門家に依頼することで、正確な評価が行われ、相続税の計算が適切に行われます。
4. 複数の不動産がある場合
複数の不動産を相続する場合、それぞれの不動産の評価額を合算して全体の相続財産を評価します。各不動産の評価方法を適切に選択し、全体の評価を正確に行うことが重要です。
5. 不動産の利用状況の確認
評価対象の不動産が賃貸物件である場合や、事業用に使用されている場合など、利用状況によって評価額が異なることがあります。現状を正確に把握し、それに基づいて評価を行います。
まとめ
相続における不動産評価のポイントについて詳しく解説しました。
路線価方式や倍率方式、固定資産税評価額を基に、正確な評価を行うことが重要です。
専門家の助言を活用しながら、適切な評価方法を選択し、正確な相続手続きを進めましょう。
次回もお楽しみに!
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