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2024/12/9~12/13の米国株投資の振り返りと今後の見通し

*後半の現在のポジションを含めた詳細解説はペイウォールあり。
*有料部分は次回週報まで随時更新します。
(後半部分の一番下に更新内容を記載。)

2024/12/9~12/13の振り返り

週足での米国株指数はS&P500 -0.64%NASDAQ +0.34%とまちまちな動き。
大型株への資金のシフトが進む中、小型株のラッセル2000は週足で-2.6%と前週に引き続き下しています。

先週の週報でも書いたようにかなり過熱感のある相場となっていたこともあり、停滞感のある1週間となりました。

週明けの市場は、前週の安定したパフォーマンスを引き継ぎ、堅調に推移しました。

特に、12月11日に発表された消費者物価指数(CPI)が市場予想通りの+2.7%となり、インフレが抑制されつつあるとの見方が強まりました
これにより、投資家心理は一時的に改善し、NASDAQは史上初の20,000ポイントを突破しました。

しかし、12月12日に発表された生産者物価指数(PPI)が前年同月比+3.2%と市場予想(+2.9%)を上回り、生産コスト上昇がインフレに与える影響への懸念が浮上

ただし、FRBが重要視するPCEへの影響はCPIが70%、PPIが30%とCPIの方が重要なので、PPIの今回の内容だけで大きく状況が変わったとは考えにくいです

依然として12月FOMCでは0,25%の利下げがほぼ織り込まれています(96%)。

12月FOMCの見通し(CME Fedwatch)

週末にかけては、FRBの次回会合(12月17〜18日)を前に市場が様子見ムードとなり、主要指数は小動きに終始しました。

GOOGL、TSLAなどは好調。決算を受けてAVGOは大幅に上昇しました。一方でNVDAは停滞しています。

10年債利回りは4.4%付近まで上昇しており、これによって小型株から大型グロース株に資金が移動しており、小型株には厳しい状況となっています。

ただし、後半部分で解説するようにアノマリー的には12月後半からは小型株の環境も改善することが多いです。

今年も残すところあとわずかですが、気を引き締めて相場に臨んでいきたいですね。

今週(12/16~)のテーマ

FOMCの政策金利発表、記者会見に注目ですね。
利下げは既定路線ですが、今後の見通しについてパウエル議長がどのように説明するかに注目したいですね。

12月17日(火):小売売上高(11月)
12月18日(水):FOMC政策金利発表・記者会見
12月19日(木):新規失業保険申請件数
12月20日(金):PCEデフレーター(11月)

運用成績

評価額 126,163,537円
前週比 +1,279,142 (+1.0%)
年初来 +31,456,782円 (+33.2%)

ポートフォリオ
米国株 74% (VTI・VOO 70%、個別株30%)
キャッシュ 26%(米ドル)

ドルが上がった影響でポートフォリオはやや上昇。
今週は相場が停滞気味で、特に小型株には逆風が強かったので今後の経過に注意していきたいところ。

米国株市場への投資戦略(2024年12月16日~)


過熱感が出ていた状態から足踏みとなった感のある1週間でした。
サンタクロースラリーは今年も来るのか?
追加購入した個別株のパフォーマンス・見通しについても解説します。

*ETF・個別銘柄・信用買いポジションの詳細
*ポジション変更や今後の見通し
*次回の週報までに追加情報があった場合には有料部分を随時アップデートします。

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