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【配信】アサルトリリィ×私立ルドビコ女学院「シュベスターの秘密」 感想

ひろとです。無料配信で見て改めての感想

前作「祈り」の感想

ルド女の舞台2作目にしてシュベスター編完結の今作。
前回、偉大なリリィであり姉であった未来の死を乗り越え、手を取り合い前へ進み始めた来夢と幸恵。
話はそれで一段落…………という事もなくヒュージとの戦いも、リリィの日常も続いていく。仲間が負傷したり、不調に陥ったり、帰国したり決闘したり………色々な事があるが今作注目ポイントとなった所は岸本・マリア・未来の復活であろう。
いや、復活というのは違うだろうけど、生きていたというより無理矢理生かされたという感じでもある訳で


アサルトリリィ、死んだ者は生き返らぬが死んだと思われていた者が死んではなかったというパターンが割とある。それもこれもゲヘナの強化施術のお陰である。よかったね………よくねぇよ

ゲヘナというのはヒュージやマギの研究をする企業で人類がヒュージに打ち勝つ為の実験や研究を進めるが、その過程でリリィに不当な実験を行ったり、故意で大きな怪我を負わせて強化させたりしています。基本的に悪い組織として描かれてます。しかし良い所もあります。一枚岩では無いのです。

ルド女は敷地内にゲヘナの研究所がある事もあり、そういう実験に巻き込まれる率が高く、能力の高いリリィが目をつけられやすい。それ故にルド女最強と名高い未来も標的にされてしまったと

全辺通してゲヘナの悪行に振り回されるルド女。アサルトリリィシリーズは大体そうだろうとも思うが結末を考えたりするとやはり1番なのでは?とも思う。

そんで今回の未来の復活も当然、タダではない。再びの強化実験によりヒュージ化が大きく進行しほぼヒュージの状態になってしまったのです。
舞台上では人の姿でしかないが、媒体が変わればもしかしたら多少異形の姿になっていた可能性もあるかもしれない。
それにしても彼女、爆発した筈なのによく五体満足の状態で復活出来たものだといつも思う。個人的イメージだと爆発四散みたいな感じだった(聖恋ちゃんの叫びと相まって)
もしかしたら一部吹き飛んだみたいな感じだったのかもしれない。爆発にも色々パターンあるよね。でもやっぱり馴染みあるのは岩船山

閑話休題。そんなヒュージとなってしまった未来を止める為に残酷な現実と戦うというのが今作の大きな所。
来夢と幸恵、聖恋にとってかなり辛い展開であり、それぞれが困惑と絶望を抱いたでしょう。
それでも未来を救う為に力を振り絞る来夢達。目の前で発せられる激しい感情の波に呑み込まれたし、その情景にただただ引き込まれて涙無しでは見られませんでした。



そんな中で自分の為すべき事を理解し即座に行動する百合亜の強さがとても素敵。彼女も未来の状況に苦しみや葛藤は確かにある筈なのに………それでも同志として、託された者として戦う彼女。ルド女で実験を受けて強化されたリリィというと彼女ぐらいで、同じ境遇故にこうなってしまったらどうするのが正しいかというのが分かるのかもしれないが、彼女は彼女で未来を慕い、想っていてそれ故というのが大きいのだろうなと感じました。


その話以外にも色々展開がある今作。特に人間関係の部分の動きが多いのかなと思いました。負傷したいちかと花蓮の交流や、こころと芽衣の師弟関係、佳世とつぐみがシュベスターの契りを結んだりなど色々ありました。佳世とつぐみのシュベスターは唐突な様にも感じるが、そういう自分達の知らない物語があるのも良いなぁと思う。それはそれとして行間のエピソードを作ってくれないかぁと思う。そうでなくていいからつぐみをラスバレ実装して2人のエピソード増えたりしないかなぁと思う。


あとはクララと朝妃の決闘なんかもありましたね。前作犬猿の仲みたいだった2人が実は仲が良い………というか熱い信頼関係があるって言うのが良い
前回少し不遇であった朝妃が今作では色々な活躍見せるのもポイント

個人的好きなシーンは1人でいる来夢を助けてくれるシーン。いつもは割とツンケンしたりクララ達を煽ったりしてますが、この辺の素の人の良さが出ている所が良い。ジャケット着る時にCHARM持ってくれるのも細かい好きな所(笑)


そして日葵と渚も一悶着ありました。前回は留学中で電話だけだった渚さんは今回帰国して参戦。
佳世への対応で揉める2人。「ここはイルマじゃない!」と言う渚のセリフは印象に残りますね。
仲間を想う気持ちやリリィとして戦う信念は同じでもその場での選択やスタンスが異なりぶつかるのもアサルトリリィでよくある展開。リリィ同士が本気の敵対する事は殆ど無い分どのように戦い、どのように守るかという主義主張のぶつかりが多い

ここでも百合亜が日葵を気にかけたり、2人の間に入ったりしてました。言動が面白かったりしたけど本当に良い人だし周りをよく見てるなぁって感じました。

あとは天津麻嶺さん。さすらいのアーセナルさん。ルド女の人では無い。気になったリリィの為ならどこにでも行ってCHARM作る人
前回も急に出てきて自分の手掛けた幸恵のCHARMの様子を見に来たり、今回は百合亜のCHARMの制作に関わりました。本筋に関わりは薄いけどルド女でアーセナル関係のキャラって全然出ないからCHARM関係で話が作りやすいなぁと思った。出るのも出ないのも理由を付けやすいのも便利で面白い。
そして、戦闘シーンの華やかさも映える。また活躍してる所見たいなぁ


教導官達の話もしておこう。
泉先生。未来をゲヘナに差し出してしまった罪悪感を抱えて苦悩している様子がずっと描かれ、従わなければいけない所と他の生徒達に同じ思いをして欲しくないという所で揺れ動く。
教導官も元は生徒でリリィ。どんな思いで戦い世界を守っているのかというのを自身でもよくわかっているからこその苦悩が多くあるんだと伝わってきます。
未来の2度目の死により覚悟を決めた泉先生。彼女の次回以降の動きも期待して欲しいです。


そして小阪先生。声と胸が大きい先生。
出てくるとコメディ要素が強くなるけどしっかり先生をしているし苦悩する泉先生に寄り添う優しさも見せる。この人はとにかく良い人で………精神的に強いのだろうなぁと思う場面が色々とある。

応援団を一緒にやらせようとしたり、生徒と交流するシーンも多いし泉先生が見守り系だとすると小阪先生は直接的な人だ。
今後の彼女のポジションも………ね。なんというか、改めて見ると結構色々な感情が湧いて来るなぁと思いました。ルド女見てると注目してしまう。どうしても


とりあえず秘密の感想はこの辺にしておこうと思います。
まぁとにかくゲヘナって酷い奴らなんですけど………あれはあれで世界を守ろうとしてるっていうのが質の悪い所。

勿論、未来の死によって全てが解決した訳ではない。今後来夢や幸恵、ルド女の面々はこの残酷な現実と歪んだ陰謀に直接的に関わり、立ち向かわなければなくなる……………というのがレジスタンス編

ヒュージ以外に戦う敵がいたとしても、それでも負けない為に強く美しく戦い続けるリリィ達の物語が加速していくのが良い所だと思うので見てない改めて楽しみですが………その分辛い展開も多くて心が抉られる。
全編通すとルド女が一番ハードな気がする。だからこその面白さもありますけど

レジスタンス編も感想書ければと思ってます。
ここまで読んでくれてありがとうございます。これ以外の記事も読んで頂けると嬉しいです。



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