女子力や男子力への違和感
裁縫や料理が得意だと性別関係なく、
「女子力が高い」
と言われることがある。
女子力が高いとか男子力が高いって、自分が思うイメージとネットなどの情報から収集したものをまとめてみた。
「女子力」「男子力」って何?
女子力が高いと言われるケース
・裁縫、料理が得意(家庭科が得意)
・美容への関心が強い、美意識が高い
・気配りがよくできる
男子力に関しては、男性が思う男子力と女性が思う男子力に違いがあると言う話があるという情報をネットで見つけた。
男性が思う男子力
・決断力がある
・筋力、体力がある
・経済力がある
女性が思う男子力
・冷静で決断力がある
・老若男女問わず優しい
・聞き上手である
などがあり、どうやら男性と女性で男子力が高いと判断されるものに違いがあるようである。私自身も、「男子力とは」と聞かれたら、男性が思う男子力のイメージの方が強かった。
※「男性が思う」とか「女性が思う」と言う書き方をしているが、「男性がこう思う傾向が強い」とか「女性がこう思う傾向が強い」と言う意味で読んでいただけたら有難いです。
女子力とか男子力っていう言葉は好きではない
私はこの「女子力」とか「男子力」と言う言葉は好きではない。
なんか性別の役割を勝手に押し付けられているような気がするからだ。
性別問わず、自分の好きなことをやればいいし、なりたい自分になればいいというのが私の考えである。
「女子力」ではなく、「生活力」
今回のコロナショックで、マスクが店頭から消えたことがあり、手作りマスクがブームになった。
元々裁縫は苦手な方だが、私自身も手作りの布マスク作りをしようかなと考えていた。しかし、そんなことをしたら「女子力が高い」なんて言ってからかわれるだろうなと思って、最初は躊躇っていた。
そんな時、裁縫や料理のスキルが高いネット友人が、裁縫や料理が得意だと周囲から「女子力が高いね」と言われることに違和感を感じていたという話を聞いた。
その友人はこう言った。
「女子力」ではなく、「生活力」だ
私は個人的に名言が生まれたと思った。
その友人の言葉に背中を押されたかのように、私は布マスク作りを始めた。
マスク作りを始める前に、生地をゲットしたら最初に「水通し」と言うのをしてから、裁断や縫製に取り掛かるなんてことを初めて知った。「水通し」のやり方を知らないので、ネットで検索して調べたりもした。
まぁ、何とか元々裁縫が苦手な私でも布マスクが作れた。
「生活力」は男女問わず必要な能力
最近の若い男性はそうでもないが、年配の男性は自分で食事を作ったり、縫物をしたりと言うことがほとんどできない人も多いと聞く。
「食事なんて嫁が作ってくれるから」
そういう人に対して、私は
「その嫁さんが病気などで入院したり、さらに嫁さんがあなたよりも先に亡くなったらどうするのですか?」
とちょっと意地悪な質問をしたくなる。
裁縫や料理が得意になれとまでは言わないが、ボタン付けやちょっとしたほころびを直すぐらいの裁縫スキルと、多少の料理スキルは男女ともに身に付けておいた方がいい「生活力」だと私は考えている。