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散歩や遠足での歩き方、電車の乗り方を考える

お散歩や遠足で園外・校外に出て行く事があるかと思います。
もちろん、子ども達の安全に配慮して車や自転車に注意をして移動している事だと思います。

私も幼稚園や保育所のお散歩、幼児・小学生のアウトドアクラブでの引率、サッカー大会の引率などで公共交通機関を利用していました。

そのような引率時の考え方、少し他の団体とは違うと思います。

  • あまり詰めて歩かない。

  • 電車のホームで座って待たない。

  • 避けるのは子ども達自身。

  • 待機場所や合流場所を伝える。

  • 乗り降りする時にホームが広い所の車両を使う

などを意識しています。

あまり詰めて歩かない

列が長くならないように詰めて歩くように指示をしたり、前の人と離れると注意する事が多いと思います。
引率者が求めている前の人との距離、歩きやすい間隔でしょうか。
前を歩いている子供に手を伸ばしたら届きそうな距離で歩くように指示をしている先生がいました。「それは逆に歩きにくくて危い」と意見しましたが、ダメでした。
初心者の対象理解って記事にも書きましたが、同じ事を大人でも行ってもらいたい。

そんな手が届きそうな感覚で歩けますか?前の人が止まったら反応できますか?
ぶつかったり転んだりする可能性が高いと思います。

他の人と引率集団のラインが交差する場合、他の人はその集団が通り過ぎるまで待たなければならない。それ、迷惑でしかありません。

電車のホームで座って待たない

ホームは運動場や体育館ではない。マナーとしてホームに座るのはおかしい。一般客からしたら視野に入りにくく蹴られそうになる。スペースが空いていると勘違いされる。
ホームで座ると、そのようなデメリットがあると思います。

私が担当をしていた幼児のアウトドアクラブの引率ではホームに座らせませんでした。小学生のクラブの引率者に「立たせているなんて安全配慮がない」と言われた事があります。
でも、我々の引率者の1人がデメリットと思う事を伝え「立っている方がスペースがコンパクト。引率者が線路側で安全確保している。それに改札内に入った後は広い場所で待機し、電車が来る時間に合わせてホームに移動している。危いと思われるホームにいるのはどこよりも短時間」としっかり伝えてくれました。

ホームにいる時間を極力短時間にしていました。また、ホーム待機中も並ぶことで他の人が通れるようにしていました。
もちろん電車内でも床には座らせません。

電車の乗り方を知っていると言うのは、改札を通って電車に乗ってという方法だけではなく、マナー的な事も含めての事だと思います。

避けるのは子ども達自身

駅での移動中もですが、「避けるのはあなた達」と伝えています。
前を見て歩きなさいでなく、「ぶつからないように歩きなさい」と言っています。
ありがたい事に周囲の人は子ども達に優しく色々と配慮をしてくれます。でも配慮される側がそれを当然とは思いたくない。
「みんなが困ったりしたら知らない大人の人でも助けてくれると思う。でもここは学校みたいに子どもの為の場所ではなく、大人の人が仕事に行くのにも使う場所。ちょっと大人っぽくいきましょう」
そのように伝えれば普通に流れに乗って移動しています。

待機場所や合流場所を伝える

電車の乗り降りのタイミングで私は電車の扉の所で片足を車両に、もう片足をホームに置いて立っています。ホームと車両の間の隙間対策と途中で扉を閉められて分断されないようにする為です。特に降りる時は車掌さんからは全員が降りたか分からないはずなので気をつけています。

幼児アウトドアクラブの引率時に扉の所に立ち、子ども達の手を支えながら乗り降りさせていたら、ある子どもが私に話しかけながら片足を隙間にスポッと。でも手を支えていたので何事も無かったように話をしながら足を抜いて進んでいきました。
もう「足が落ちたの気付いてる?」って感じです。その日に普段は小学生を担当している大学生の引率者と
「足がはまるの初めて見た。幼児ではよくある事?」
「どのグループの引率者も落ちないように手を支えているから、はまる事はない。でも、何事も無かったように話続けていたのは想定外」
って会話をしたのを覚えています(笑)

扉の所に立ちたいので複数人の引率者がいれば良いのですが、なかなか難しい時もあります。
なので扉が開く時にホームを見て人の流れの邪魔にならなさそうな場所を見つけて
「電車降りたら、柱の所で待ってて」という感じで場所を伝えています。
もう1人引率者がいたら最後の子と一緒に降りてもらいます。降りる前に扉が閉まっても大人がいれば何とかなります。
最後の子が降りたら車掌さんの方に向かって軽く頭を下げています。

大人が先に降りて、こっちこっちと言っていても電車に乗ろうとする人の流れで降りられなくなり扉が閉まると最悪です。
乗る時も車内の様子を見て「乗ったら右側」とか場所を決めて伝えて扉の所に立ちます。


乗り降りする時にホームが広い所の車両を使う

事前の下見やネット情報などで乗り降りする時にホームが広い車両を使うようにしています。
他のお客さんは電車を降りたらそのまま歩き始めますが、集団の場合はそうもいきません。なので普段は階段や改札に近い車両を使うかもしれませんが、そのような場所は人が多いので利用しません。ホームに降りたら階段が目の前なんて最悪です。


それぞれのルール・マナーの考え方

地下鉄のホームで見かけた小学生高学年くらいの校外学習?思わず撮影していまいました。

自分なら違う並び方にするかなぁ。

子ども達を引率していても我々はお金を払って乗っている客だからって考えもあるでしょうが、迷惑かけて邪魔だと思われて安全確保が出来ないのは最悪だと思っています。

普段の個人での乗り方と集団を引率している時は乗り方は違うと思います。自分が一般客の時に乗ろうとした車両に団体が乗っていたり、乗っていた車両に団体が乗ってきた時に自分ならどう思うか。

子ども達が電車に乗ることは少ないと思っています。大人での生活によって乗らない人も多いと思います。せっかく乗るチャンスがあるのだから、集団での行動の配慮をしながら、引率している子ども達にもマナーを考えて欲しいし知ってもらいたい。

アウトドアクラブなのでお尻がドロドロに汚れている子は座るの無しです。でも新聞紙やビニール袋などを座布団代わりにするなら座ってOKにしていました。子ども達なりに理解していました。


おまけ

電車が空いていたので子ども達は座っていました。向かいのシートには少しやんちゃそうな高校生くらいの男女が座っていました。
座ってウトウトしていた子どもが前方の通路にバタンとシートから落ちました。その時に向かい側の男子高校生?が「あー!」って声を出しながら落ちた子どもの方へ。
感謝です。優しい高校生?でした。お礼を言いながら落ちても寝続けている子を座らせました。
そうです、落ちても起きる事なく寝続けていました。

その高校生だけでなく、多くの人に子ども達を心配してくれたり、配慮してくれたり、声掛けや手助けしてもらいました。ありがとうございました。

集団で移動していても、周囲の人に迷惑にならず逆に笑顔で見てくれるような行動をしないといけないと思います。

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