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フリーランス・デザイナー

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【才能に頼らない仕事術】 人見知りデザイナーの持続可能なフリーランス戦略

※この記事は途中まで無料でお読みいただけます。 突然ですが、皆さんはフリーランスにどんなイメージを持っていますか? 組織で働くビジネスパーソンからは、自信満々で精神的にタフそうなイメージを持たれているかもしれません。なんの後ろ盾もないまま世の中を渡り歩く才気あふれた人物。そんな風に美化している方もいるかもしれません。 でも実は、そうでもないんです。少なくとも僕の場合はそこから遠い地点、ほとんど真逆と言える地点からキャリアをスタートさせました。技術的な才能は人並み。しかも

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書体づくりの現場を訪れて感じたこと

かつて会社員デザイナーとして働いていた頃、大手フォント開発会社を見学するチャンスがありました。普段当たり前のように使っているフォントが、どんな工程を経て生まれるのか。その核心に直接触れられる体験は、デザイナーの身として非常に貴重でした。 訪れる前は「大手なら先端技術を駆使して、短期間で作っているのだろうか」という、ぼんやりした先入観を抱いていました。しかし実際に制作現場を目の当たりにすると、その浅はかさに気づかされました。緻密に、一文字一文字を丹念に仕上げていく光景は、まる

「機嫌良くやってるか?」上司のひと言が変えた僕の仕事観

部署初の新卒デザイナーとして味わった数々の失敗デザインの現場に飛び込んだばかりの頃、僕はまさに“完全なる素人”でした。周りは経験豊富な先輩ばかり。そんななか、新卒としてやってきた僕は、右も左も分からないまま、次々と仕事を任されていました。当然、失敗の数も相当なもの。信じられないような初歩的ミスをしたり、うっかり大きなトラブルを招いたり……。けれど、不思議と大目玉を食らった記憶はほとんどありません。おそらく「新人なんだから失敗するのは当たり前だろう」という空気が、チーム全体にあ

フリーランスと会社員、それぞれの働き方が持つ「安心感」の本質

働き方の選択肢が多様化する現代社会。会社員として組織に属するか、フリーランスとして独立するか、悩む方も少なくないと思います。両者の違いは様々ありますが、今回は「安心感」という観点から、それぞれの特徴を掘り下げてみたいと思います。 会社員の「安心感」とは会社員の最大の特徴は、ある程度の収入が保証されているという点です。例えば、月給20万円の会社員を考えてみましょう。仮に会社の存続が5年間保証されているとすれば、単純計算で1200万円の収入がほぼ “約束” されていることになり