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【絵本レビュー】 『たぁんき ぽぉんき たんころりん』

作者:長谷川摂子
絵:降矢なな
出版社:講談社
発行日:1993年11月

『たぁんき ぽぉんき たんころりん』のあらすじ:


「たぬきがねどんぐりころころおいかけた/たあんきぽおんきたんころりん」「ゆうべみたゆめへんなゆめ/とうふおばけがやってきて/とうとうみつけたふっふっふっ」昔から歌いつがれてきたわらべ唄の一節をヒントに、こんな楽しい“言葉遊びうた”が生まれました。ヘンテコなうた、おかしなうたが全部で13編。そのすべてに、愉快な絵がたっぷり付いています。ぜひお子さんと声に出して読んでください。

『たぁんき ぽぉんき たんころりん』を読んだ感想:


こういう言葉遊び大好きです。意味のあるようなないような、でも舌の上を弾むように走っていく言葉たち。舌の上で鈴がなるような感じです。
「いしっころと まめっころが かけっくら」
読んでいる私は楽しくって楽しくって、言葉のはねっかえりを味わっていましたが、はて、息子はどうだったんだろう。
息子はヘビがじゃがいもを食べなかったこととか、ゾウが車を運転しているとか、電車が脱線しそうだとかいうことに気を取られて、あまり言葉の美しさを満喫しているとは言い難かったですが、何回か読んでいくうちに絵から言葉へと興味が移っていくのかもしれませんね。あわてないあわてない。

『たぁんき ぽぉんき たんころりん』の作者紹介:


長谷川摂子
1944年島根県に生まれる。東京大学大学院哲学科を中退後、公立保育園で保母として6年間勤務した。現在は「赤門こども文庫」「おはなしくらぶ」主宰。「みず」「きょだいなきょだいな」(以上福音館書店刊)などの作品がある。


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