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萎凋(いちょう)茶の制作現場を見学🌿✨


2021年4月、
路地やぶきた品種の茶摘み(体験記事リンク)をさせて頂いた後、
萎凋させている茶葉を見せて頂きました🌿✨

自家製の萎凋装置

ビニールシートや、大きな竹ざるの上で萎凋させているうちに、
お手製の萎凋装置をご自身で材料を購入し、作られたとのこと。

一列四ヶ所に摘んだばかりの茶葉を入れ、
装置の下には空気を流すための小型扇風機を設置して、
茶葉から発せられる熱を逃がす工夫をされているとの事でした。

※茶葉は摘み取られた後、発酵(酸化)していくなか熱を発するそうで、
その熱で茶葉自身が痛んでしまうそうです。


葉を手に取って良いですよ、と、
奥富さんが声を掛けて下さったので、
私も萎凋中の茶葉に触れさせて貰いました*

とてもキレイなみどり色


茶葉は、摘んだばかりより柔らかく、
ふんわりとしていました。

萎凋装置のある部屋中から香る、
桃のような,クチナシの花などを思い出させる華やかな甘い香りが、
この茶葉から香っていました。

奥富さん曰く、
「萎凋茶の面白いところは、この萎凋時にすごく香りを立たせたお茶が、
必ずしも香りの華やかなお茶になるとは限らないところです。

お茶として飲んだときに、「あ、美味しい。」と感じる萎凋工程の見極めが、
難しくもあり、そこがこの萎凋茶というお茶の面白いところ。」
と教えて下さいました。

ただ発酵させるだけでは、
あの美味しい萎凋茶になるわけではない、
という事を初めて知ったお話でした。

奥富園さんの所で作られる萎凋茶は、
日々研究熱心な奥富さんだからこそ、
生み出される素晴らしい萎凋茶だったという事と、
そんな素晴らしい萎凋茶を作り届けて下さる事に、改めて感謝が湧きました🙏✨

いつも美味しいお茶を,どうもありがとうございます🍵✨

奥富さんが取材されています。↓

萎凋茶特集〈NHK〉


奥富園さん取材記事↓〈CHAGOKORO〉

江戸からつづく狭山の茶園
今年もお茶づくりは止まらない
奥富雅浩さん
<後編>


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