『1ST KISS』感想

『1ST KISS』を観ました!!!!

私は元々坂元裕二さんの作品が大好きで、『カルテット』や『大豆田とわ子と3人の元夫」のような、どこか不器用で愛おしくて日常にいそうなキャラの造形と、あるある!!とそんな突飛な台詞、シチュエーションは現実には無いでしょう!?という気持ちを行ったり来たりするような作風をこよなく愛しております。

そして、松村北斗さんもとても好きで...本気で応援されている方々のように全てを知っている訳ではありませんが、言葉の選び方や言い回し、何かを説明する時正確にすべて伝えようとする姿勢に坂元裕二作品のキャラっぽさを見ておりました。そのため、今回とうとう坂元作品に出演すると聞いて、とても喜んで観に行ったのですが、想像以上にお芝居が自然で繊細で、そして面白くて、この人のお芝居もっと観たいと改めて思いました。役を生きているような、硯駈として呼吸をしているような、そんなお芝居でした...とても素敵だった


また、松たか子さんのお芝居もとても素敵でした!
駈との関係は冷えきっていたけれど、彼との夫婦関係が最悪だったと言っていたけれど、タイムワープして15年前の駈に会いに行く時、メイクやお洒落をしたり、彼を生かす道を考えて行動する所から、駈への深い愛情を感じました。言葉にせずとも、彼女の気持ちが伝わるようなお芝居でした。

終盤、ずっと涙が止まらなくて、でも観終わったあとじわじわと愛おしさを感じて楽しい気持ちになれるような、そんな作品でした。

パートナーや、大切な人との関係を彩りあるものにするために、そして長く長く続けていくためには、相手を思いやること、些細な行動や日常に愛おしさや慈しみを感じることなのかなと思います。
互いを傷つけあって、嫌いなところを探し合う関係はいずれ破綻を招くし、消耗し合うだけで....でも、全ての人間関係がいずれそうなる(消耗し合って、別れるような自体になる)かと言われればそうじゃなくて、とにかく双方の思いやりと心がけを失わずにいることが大事だよな〜!!!!と思いました。
それを教えてくれたこの作品は、とても優しくて暖かな眼差しを持っているなと思います。

とても素敵な作品でした。
パートナーが出来たら一緒に観たいです。
そんな作品に出会えて良かった、と心から思います☺️

2025/02/12 あそ

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