念願のスリランカへ
一番最近の旅
久しぶりのアジアへの旅。
それは昨年2023年の7月、アーユルヴェーダという南アジアの伝統医学を体験してみたく、盛んな国のスリランカへ。
インドの下に位置する南アジアの島国で、可愛らしい雫のような形をした、北海道より少し小さいくらいの面積です。
実は、私にとってはかなり念願のスリランカなのです。はじめは2020年の春に旅すべく、航空券をおさえた直後コロナ禍に入り。そろそろ旅が再会できるかと思っていた2022年後半などは、スリランカの国自体が深刻な経済破綻へ。ツーリストにはなかなか困難な旅先となってしまいました。
そしてついに訪れた三度目の正直、2023年、私は5年勤めた仕事を辞め、たっぷりとできた時間でスリランカ行きを決めました。
昂まります!わくわくです!
スーパーハードなトランジット
しかしながら心配事は格安航空で取った、乗り継ぎ3回の航空チケット。うまくその乗り継ぎミッションをこなせるのか…
なんせ、発展途上国への旅は我ながら久しぶりだったのです。
旅人魂が燃えますねえ。
案の定、それはそれはハードな移動でした。
中でも一番はマレーシアのクアラルンプールで、走りまくってターミナル1の端から、空港内の電車に乗りターミナル間のシャトルバスに乗り、また別のターミナル2の端まで走り回って。
着いた先には遅延しているという事態。笑
でもおかげで間に合ったのでよかった。
多分遅延してなかったらマジで乗り遅れていましたね。
いざ、入国
空港から一歩出ると、外はこんなかんじ。
しっとりと重く生暖かな異国の匂い。すきだわ。
移動に丸々一日、超絶疲れていたので迷わず乗合タクシーに乗り予約していた宿まで。
自分自身に、お疲れ様でした、と褒めてあげたい。
その日は空港近くのホテルで倒れ込むように眠りにつきまいした。
朝が来たよ
翌朝、目覚めたらそこは楽園。
目の前は緑が広がり、下では宿のお母ちゃんが洗濯している。
食器を洗う心地よい音、聞いたことないような鳥の声もたくさんする。
昨日は夕飯を食べる術もなかったので、ありがたい朝ごはん。
次から次へと兄ちゃんたちがお皿を沢山運んでくれて、まるで女王様気分。
完全にアメリカンスタイルでしたが美味しくいただいた。
バスでシーギリヤを目指す
優しかった宿のお母ちゃんの兄ちゃんに見送られ、早速バスで世界遺産で有名なシーギリヤロックのある麓の村を目指します。
地元民たちと相乗りするローカルバスの旅。
バス停のある道路へと向かう途中、スリランカの人々にとってとても重要な交通手段でもある列車が通る線路を通過。ガードレールとか何もなし。牛も歩いてる。
のどかだなあ。
さてさて飛び乗ったバスはこんな感じです。
ネゴンボからシーギリヤ間はバスで3時間程度、ローカルバスなら数百円です。
順調に走り出して20〜30分、街から抜けて田舎の道に入って少しして、いきなりバスが路上で停車。
ん?
どうやら車の調子が悪いらしく、全員降ろされ、他のバスに乗って〜と。笑
でたーーー!!発展途上国あるある。久しぶりだなあ、このかんじ。
もちろん現金のバックはなく、そこまでと思われる料金はしっかり徴収される。
おい、せめて発車前に点検しとけよ、と思いつつ次のバスが来るのかの心配に気が紛れる。
が、5分も経たぬうちに来た。笑
飛び乗ったバスは超満員。でも私が大荷物を持っていたのもあり、地元の人たちがすぐに席に座らせてくれた。
優しいよう。感謝感謝。
ここで気づいたが、これが真のローカルバス。さっきまでのはAC付きのミニバスであった。若干料金が上がるためビジネスマンみたいな人が多かったのね。
旅することの意味
異国だねえ、旅だねえ、窓の外は永遠田園風景。でも知らない場所。
そこを縫うようにビュンビュン飛ばしていく大型バス。
旅中のこの時間が好き。
何でもない移動の間に、
自分が今立つ見知らぬ土地、
大勢の現地人の中のたった一人の日本人。
私と言うアイデンティティがあり、
いつ消えてなくなってもおかしくない自分という存在。
ここでこのバスが事故に遭い、ひっくり返って全員バラバラになったら、私というものは何も残らないのかも。とか考えます。
それは別にマイナスな思考ではなく、
むしろプラス?
なぜなら、
そうなるのならいつ何時自分がなくなっても後悔しないように生きたいし、
まだ何かを残したいと思う自分がいる。
つまり生きている意味があるということ。
一人で旅しているとね、不意にそんなことを考える瞬間、結構あります。
たまに乗車してくる売り子さんたち、大きなバスケットの中からこんな素敵なほくほくスナックやドリンクなども出てきて、長い道中にも飽きません。
これもバス旅の万国共通だな。
すんごくおいしかったよ!感動したよ!おにぎりの形でちょい辛、スパイシー。
私はこういうの迷わずどんどんトライします。(車酔いしていない限り)
半分くらいきたところで、このバスは終点。
次のバスへ乗り込みます。
この大型ローカルバスが最安だし、楽しいのでまたそれを探す。
現地のお友達ができる!
乗り込んだバスもこれまたド派手でゴリゴリな内装です。
ちなみに後半から陽が落ちていき、車内はネオンライトで爆音の音楽が流れ始め、しまいにはクラブ状態に。
地元民は慣れっ子なのか、平然と無表情で乗っていました。
このバスでは地元の若者たちが英語も出来ないのにいっぱい話しかけてくれて
すごく嬉しかった。
おそらく、学校帰りであろう二人はとても美しいブルーのサリーを着ていました。
とても可愛いいのだけど、多分、私は彼女のお母さんぐらいの歳。
二人はきっとまだ中学生ぐらい。
気付かず?気にせず?ガンガン話かけてくれたり、飴をくれたりするみんなにほっこりしました。嬉しいよ、ありがとう。
年齢とか、
肌の色とか、
身分とかって気にする必要、
ある?
さて、シーギリヤには辿り着けるのか。。。
つづきます⭐️
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