味覚のはなし〜味覚を磨こう‼︎空腹は最大のスパイス〜
こんにちは、上級食育アドバイザーの麻美( @asmeal_03 )です。
今回のテーマは【味覚】についてです。
食べ物を「おいしい!」と感じる理由は
見た目や香り、味や歯応えなどいろいろあると思いますが、
その中でも大きなウエイトを占めているのは
「味」と言っても過言ではないでしょう。
1.おいしさを感じる仕組み
私たちが食べ物を食べておいしいと感じるのは、
食べた時に化学的・物理的刺激を口や鼻などの感覚受容器官が受け取って
それが神経を通り脳に送られて評価された結果です。
私たちは嗅覚・視覚・味覚・触覚・聴覚の五感を使って
食べ物のあらゆる情報を受け取り、脳で判断しているのです。
つまりおいしさとは舌や口の中で感じるのではなく、
脳で感じているのです。
そうといってもそれぞれの食習慣や文化的背景、
その時の心理状況や体調、また誰とどういったところで食べるかという
食事をする環境によっても感じ方は様々です。
2.5つの基本味
味には「五味」という基本の5つの味があります。
それぞれの味ごとにカラダの中での役割があります。
【甘味:エネルギー源となる糖質を摂取する】
…砂糖、チョコレート、ケーキ、アイスクリームなど
【塩味:必要なミネラルを摂取する】
…塩、醤油、お味噌汁など
【旨味:カラダを作るたんぱく質を摂取する】
…昆布だし、鰹節など
【酸味:体内でエネルギーを生み出す成分】
…酢、梅干し、レモン、グレープフルーツなど
【苦味:毒物や有害物質を避けるため】
…コーヒー、ビール、ピーマン、パセリなど
味覚は味を感じるだけではなく、栄養不足のカラダとココロを満たすために
私たち自身に「食欲」という形て訴えてきているのです。
3.味覚の磨き方
日頃から安価で売られている調味料や、
様々な食品に含まれている食品添加物を多くとっていると
いつの間にかその味に慣れてしまい、
普段から作る料理も濃くなってしまう傾向があります。
味覚を整えるために意識して欲しいことは、
・毎朝コップ1杯の白湯を飲む
・お出汁を活用する
・調味料の質にこだわる
・丁寧に食事すること
味を感じる「味蕾」は約10日ほどで生まれ変わると言われていて
少しずつ意識していくことで味覚が整っていくはずです。
4.「空腹は最大のスパイス」
最初でもお伝えしましたが、
周りの環境や体調、心理状態によっても味の感じ方は変化します。
お腹が空いている時に食事をすると
「おいしい!」と感じるのもそのひとつです。
空腹になり食欲が出ると、
甘味の感受性を高める物質が脳から出るためです。
逆に満腹時には感受性を下げる物質が働くのです。
疲れたら甘いものが食べたい…
汗をかくと塩辛いものが食べたい…
カラダの声にしっかりと耳を傾けることで、
体が必要としている栄養素を感じとって
「おいしく食べる」を心がけてみましょう!
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