《自治体協働レポート》AsMama×富山県舟橋村①子育てをちょっと気楽に、ちょっと楽しくしてくれる仲間に出会える住まい
2017年より、「子育て共助のまちづくりモデル事業」の一環として、「舟橋村アプリ」(子育てシェア)を活用した共助コミュニティづくりに取り組んできた富山県舟橋村。今回は、共助のある住まい「リラフォートふなはし」について紹介します。
子育てを楽しくしてくれる仲間に出会える住まい
~「リラフォートふなはし」でのコミュニティ形成〜
舟橋村は面積3.47㎢と、全国で最も小さな自治体。
「子育て共助のまちづくり」に力をいれており、この5年間で子育て世帯131世帯が転入、合計特殊出生率が1.51から1.92(日本の平均は1.36)と、小さいながらも転入増、出生増に成功している村として知られています。
「リラフォートふなはし」は、この取り組みの一環として建てられた賃貸住宅。「子育てをちょっと気楽に、ちょっと楽しくしてくれる仲間に出会える住まい」をコンセプトに、令和元年から入居がスタートし、現在全20世帯が暮らしています。
そのコミュニティづくりを担っているのが、私たちAsMamaです。
パパたちが大活躍のデイキャンプ体験や、ハロウィンのパレードは大盛況!クリスマスには、サンタからのプレゼントも♪ 子どもたちにはもちろんのこと、ママやパパにも託児無料券で自由時間のプレゼントがありました。
親子がつながる5つの仕掛け
Point①ゆるやかな交流の場づくり
季節のイベント等を毎月開催。多世代の方が自分のペースで参加できる交流の場をつくります。ゆるやかに、でもちょっと困ったときにはすぐ頼りあえる、そんな適度な距離感のつながりを目指して住人同士の関係性を深化しています。
Point②オンラインコミュニティ
舟橋村アプリ(子育てシェア)を活用して、暮らしの情報を共有したり、コミュニケーションを促進したり。
Point③シェア・コンシェルジュ
住人同士のつながりづくりの触媒役をつとめているのが、AsMama認定の地域の担い手たち。交流イベントの企画や実施、共助(シェアリング)をサポートしています。
Point④やってみたい!あったらいいな!を叶えるサポート
「こんなイベントやってみたい!」「あったらいいな!」といった住人たちの夢の実現をシェア・コンシェルジュがお手伝い。
Point⑤シェアリング
子どもの送迎・託児や、モノの貸し借り等、スキマ時間やスキルや休眠資産を住人間でシェア。顔見知り同士のご近所共助だからこそ、あたたかなシェアリングが生まれています。
子どもの預かりあいや住人によるカフェオープンも。
住人の中には、AsMamaが主催する交流イベントに参加したり、シェア・コンシェルジュのサポートで自己実現を叶えたりしているうちに、自らも地域の担い手として主体的に関わりたいとシェア・コンシェルジュになった方もいます。
【舟橋村の現況】
●舟橋村内の担い手人材の数:4 名
●周辺市町村の関係人口担い手数:10 名
●交流イベント実施回数及び参加者組数(2020年度):36 回 352 組
●子育てシェアアプリ登録世帯数(ID数):257人(2021 年2月末時点)
▼富山県舟橋村の共助コミュニティ創生の軌跡