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アボンリーへの道 #22

アボンリーへの道 #22   All That Glitters 海賊の金貨

あらすじ

イジーケル、ガスとセーラの三人は、
薪にする木を置いた場所で一枚の金貨を見つける。
最初に見つけたセーラのものだというイジーケル。
帰宅したセーラは、ヘティ伯母さんに
この金貨を見せる。伯母さんは、
この島に出没していた海賊の宝かもしれないという
セーラをあざけるが……。
一方、イジーケルは、昔の仲間ボーデンに
つきまとわれていた。
イジーケルの持っている半分の地図が
目当てだったのだ……!

コメント
宝の地図をめぐる、キング家、リンド夫人と
イジーケルたちの話が交差。構成が見事。

宝が見つかったら自分のものだ、と
ヘティ伯母さんは主張します。
教師のすることとは思えない(滝汗)

そんなこんなで、宝の地図を信用せず、
リンド夫人が牧師を巻き込んで
教会の地下を掘るんですが
出てきた宝は、金銀宝石じゃなかった。
宝にも、いろんなものがある。

この教会の宝については、
原爆で資料を焼かれた広島人としては、
過去の資料は大切よ、と言いたい。

資料より、現ナマが欲しい気持ちはよくわかります。
宝石を手に入れても、二束三文にしかならないが
金貨は、ふるいものだと
すごく高価になりますものね。
花より団子。
その気持ちは理解できます。

その宝を巡って、発砲事件まで起こるんです。
「イージスの額をぶっとばした」
ってボーデン。
このシリーズで、殺人があるのは
もしかして、初では?

心配してたけど、イージスは生きていました。
最後の最後で「ざまあ」して、
気持ちはスッキリしましたが
それならなぜ、ボーデンは
物騒なことを言ったのか……

今ひとつ、シナリオ、練れてないのでは。
ボーデンが悪党になりきれず、
脅しのために怖いことを言ったというのなら
そういう性格描写をするべき。

このエピソードの見どころはそこではなく
宝探しに血道を上げるキング家一党。
宝という定義も色々だということを
暗示するエピソードでした。

#テレビドラマ感想文

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