アボンリーへの道 #22
アボンリーへの道 #22
When She Was Bad, She Was Horrid, Part II 困ったそっくりさん(後編)
あらすじ
カナダまでやってきたセーラとガスのふたりは、
ガスの父エイブラハムにとらえられてしまう。
セーラは強いられて仲間と一緒にスリをすることになるが……
一方、ヘティ伯母さんは人が違ってしまったセーラ(実はジョー)が、
頭の中で声がする、と言うので、すっかりおびえてしまう。
コメント
ヘティ伯母さん、ガミガミ言ってたけど、
やっぱりセーラが気になるんですねえ。
ジョーに対して、謝罪しまくるし、
晩ご飯にケーキまで作っちゃう。
しかしジョーは、ほだされたりしません。
好き勝手に、自分のやりたいように
やっています。
セーラの優等生ぶりとは正反対で、
ヘティ伯母さんがだまされるのが
ふしぎでなりません。
一番記憶にのこったシーン。
やっかいもののジョーを、
大人たちが押しつけ合っているのを尻目に、
自分の荷物をまとめて
キング家から脱出するジョーの姿。
セーラと比べると、ずいぶん自立心がつよい。
すぐ人のカネやモノに手を出す悪い癖もあるが
頭の回転もいい。
態度はでかい(笑)
ヘティ伯母さんといっしょに、
ピクニックに出かけ、
舟遊びをしていたのも面白かった。
まさかヘティ伯母さんが
あんな目に遭うとは……
泥だらけのヘティ伯母さんには、
義母も大笑いです。
自分とその仲間しか
世間を知らないので、
せっかくの大人たちの好意も知らない
ジョー。
これがセーラだったら泣きの涙で
感動してるだろうな。
わたしがセーラだったら、
モントリオールまで送ってもらって、
ルイーザといっしょに
過すかも知れない。
ヘティ伯母さんには、それぐらいしたほうが
薬ですよ(笑)
それか、従姉のピジョンのところへ
逃げ込むかも知れない。
ピジョンが迷惑かも知れないけどね(汗)
この先、ジョーがどうなるのか。
身寄りも無いし、住むところもない。
まともに育たないこと確実ですが、
なにより自由があるとは言えそうです。