訪問先で失礼な座り方していませんか?!【暮らしのマナー 訪問編#3】
接遇マナーコンサルタント
つや声トレーナー
向山明日香です。
【訪問マナー】第三回は
お部屋(ご自宅)へ通されたらどうする?
「座り方について…」
①洋室の上座下座はどこ?
お部屋の中には
上座(かみざ)と下座(しもざ)
というものがあるのをご存知ですか?
上座は
お客様など敬う人がお座りになる場所で、
下座は
もてなす側など目下のものが座る場所
とされています。
上座は、
部屋の奥側、
もしくは飾り棚のある前付近
下座は、出入口の近く。
洋室の場合、
まずは「下座」の席へ向かいましょう。
これは相手への敬意を表し
自分を謙る(へりくだる)気持ちを表す行動のひとつです。
取引先などに伺う場合は特に注意したいものです。
率先して座らず、
着席を促されてから 座ります。
でも、
自分が招かれた側で
上座を勧められることもありますよね。
そんな時は2度ほどやんわりお断りをしてから
「恐れ入ります・・・」など
ひと言を添えて座りましょう。
何度もお断りすることは
逆に失礼に当たりますので注意しましょう。
手土産は座る前にお渡しします。
その際、机を挟んでお渡ししないように気を付けましょう。
②ソファーの美しい座り方
洋室でソファーに座る際は
深く腰掛けるのは美しくありません。
なるべく浅く腰掛けて、上半身は真っすぐに。
浅く腰かけていると立つときも、
スッと立ち上がれます。
(深く座ると立ち上がりにくく、よっこいしょ、と声がでちゃいそう・・・)
足は揃えて少し斜めにすると
女性らしく美しいです。
③和室の場合はどうしよう?
和室の場合ももちろん下座に座ります。
和室も出入口の近くが下座。
床の間は上座ですので気を付けましょう。
また、
相手がお越しになるまで
座布団には座りません!
ご挨拶がすんでお相手に勧められてから
座布団に座るようにしましょう。
和室では
敷居や畳のヘリを踏むのはマナー違反
ですので絶対に踏まないように歩きましょう。
正座は姿勢を正して足の親指を重ねて座り
重心はなるべく前方(膝の方)に置くと
しびれにくいですよ。
相手への敬意を行動で示しお互いに気持ち良く過ごしたいものですね。