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【総括、前半】半ヒモの彼に振られ、結婚ラッシュに病み、マッチングアプリ恋活と美容課金とITスクールにつぎ込んで借金140万円作った私が、年内に完済して黒字化できるようになるまでの話。14
タイトル変更と要約
借金を正確に認知して、情緒不安定になった時期から始めたこのシリーズ。
生きた心地がしなくて、ベッドでひたすら涙を流していた時期を思うと、当時は本当に正気を失っていたなと背筋が寒くなる。
さて、紆余曲折経て、私の借金問題については計画立案の段階を脱して、愚直に返済計画を遂行する段階に入ったように思う。
完済後は貯金・資産形成のフェーズにはいるのでまだ先は長い。
自分の頭の整理のためにもこれまでの経緯を要約して、新たにタイトルをつけ直し、目標を掲げ直すことにした。
去年の9月
日雇いフリーターをしていた時代に知り合い、いざとなれば私が養うくらいのつもりでいた元彼(正式ではないが逆プロポーズしていた)とほとんど丁度一年前、不本意な形でお別れをした。
去年の10月〜2月
冷却期間により自分を見つめ直すことができたと喜び早々に新しい恋人を作った元彼とは対照的に、冷却期間が絆が深めてくれる、大事にしたこと心を尽くしたことが報われないなんてあり得ない、と幻想を抱いていた私のメンタルは見るも無惨に砕け散った。
同時に元々緩かった財布の紐は引きちぎれもはや紐という概念も無くなった。
後先考えずアプリ恋活にのめり込むも、会えば会うほど虚しくなり3ヶ月経った頃恋愛は諦めようと決意。代わりになるものが必要だった私は、激務化する未来しか見えない医療職を離れIT転職を目論み50万近くをスクールに支払った。不器用ながらプログラミングに取り組んでいたが、半月後今の彼から交際を申し込まれる。理系研究職の彼にはPGやSEの同僚が近くにいるため、スクールからのアラサー転職はまず見込みが薄いと言い(多分良かれと思って聞いてくれたのだと思う)、50万円近く支払ったものの私のやる気は地に落ちた。
3月〜7月
元彼と違い定職についていて、全体的に好みな彼と恋愛ができることに舞い上がっていた私は、ITスクール代が水疱に帰したことなんてどうでもよかった。そもそもやる気を失ったのは彼のせいだし、とも思っていた。
しかし彼と過ごす時間が増えるにつれ、彼の地雷を頻繁に踏み抜くことになり、ああこれは続かない、すぐ別れるパターンだと思い、束の間の恋愛を楽しもうと割り切ることにした。
私はデート代を節約することもなく、誘われるままに千葉フェス旅行にまで行った。
交際半年が近づいた頃、visa LINE Payカードが限度額に達した。おそるおそるマネーフォワードを開くと、債務残高はリボ設定分込みで140万にまで膨らんでいることが判明。
おまけに分割を連発した結果、クレカの最低支払額が給料を超えていた。
おまとめローンなどに頼らざるをえない状況になったため、彼にカミングアウトしてお別れし、借金返済のためアラサーの貴重な数年間を借金完済に充て『喪に服そう』と思っていた。
しかしいざ伝えると、彼が別れたくない、返済はいつでもいいからお金を貸し付けると涙を流して取り乱したため、私は一年計画での完済を決意する。
ところが、返済計画をExcelで立案したところ、リボのルールでは完済するまで彼を1年以上待たせることになることがわかり、自分も『スリップ』しかねないと判断。
恥を忍んで家族を巻き込み罵詈雑言を浴びながら、独身貴族の叔父より140万貸し付けてもらった。
8月
叔父に借りたお金で臨時返済し、利子のないカード利用のみに精算された。
積立NISAを一旦全額引き出し、ドル建ての養老保険を解約し、フリマアプリでの販売に精を出した結果、トータル70万ほどの現金化に成功する。
叔父との貸付時の契約で実家戻らねばならなかったため、どうせ帰るなら早いほうがいいと判断。とはいえ、通勤定期の清算をするのが面倒であるため、現居は9月末に引き払うこととした。
ミニマリストを目指して3年、いまだ準マキシマリストから抜け出せない私は荷物が多い。実家に戻るにあたり、荷物をどうするかで、スーツケース一個でくるように言ったり、はたまた古びた物干し竿すら持ってくるようにいったり、意見が180°コロコロ変わる母とすったもんだあったが、家に入れるお金を妹と同額にすると申し入れたところ母の情緒がピタッと落ち着いた。
しきりに「女の子のきょうだいやからね、〇〇(妹)とおんなじように扱わんとね」と言い始め、どうやら母の中で扱いに差をつけてはいけないという自分ルールが確立した様子だった。
物置部屋と化していた、母方祖父母の終の住処となる予定の部屋を整え、あてがってくれることとなった。彼も家電中心に荷物を引き取ってくれることに。
返済の方はというと、マネーフォワードと必死に睨めっこし試算を重ねた結果、退去費用を差し引いても返済可能と判断できたため、8月に30万、9月上旬に15万を叔父に返済。
現在残債は95万円となった。
完済目標
9月末時点での資産見込みは78万円。
ここから引越し費用、退去費用が差し引かれる。
12月上旬にはボーナスが50万円弱入る(利子なしのエステローンで16万消えるが)。
実家での生活は最低9万円あれば維持可能と試算。
以上から、12/15の給料日を以て、完済することを目標に掲げ、残り3ヶ月全力フルコミットすることとする。
目下の不安要素は退去費用である。
管理会社の担当には、女性からはほとんど退去費用をもらったことがない、ハウスクリーニング代も発生しないといっていたが、壁紙と換気扇、クッションフロアをやらかしているためいくらになるか予想がつかない。
退去時のガイドラインは国版と大阪府阪二つをコンビニで印刷し、『盾』の用意はしたが、ガイドラインでどこまで戦えるのかという不安もある。
9/30の退去時チェックでは、支払うつもりはあるが見積もりが前提、減価償却を適用するよう強い意志で伝えるつもりであるし、理詰めキレキレ、時に職場でオーバーキルをかましてしまう彼が同席する予定で、助っ人力はかなり見込める。
世の中には私よりも数倍厳しい条件で借金と向き合う人がたくさんいるだろう。
残り3ヶ月で完済見込みが立ちそうなものを大袈裟に取り上げる必要はないのかもしれないが『スリップ』対策は大切だ。
これからもnoteを使って、お金、そして自分と向き合い続けていく。