一瞬で自分が楽しかった記憶を思い出す方法
ふと思いついたのでメモします。
前回秒できるストレス科学的な解消法について書いた時に、
・ポジティブ・メモリーズ
と呼ばれるテクニックについて紹介しました。
これはストレスを感じた瞬間に、
・14秒だけ楽しかった記憶を全力で思い出す
というストレス解消法なのですが、たまーに、
「あれ?楽しかった記憶って何があったかな?」
となかなか思い出せないときがあって、どうも使い勝手が悪かったパターンもあったんですよね。
人間はネガティブな状況になるとネガティブな記憶を思い出しやすくなるので、ポジティブな記憶を脳が引っ張り出さないのだと思います。
そこで
・自分が楽しかった思い出を一瞬で思い出す方法はないか?
についてまとめてみました。
結論:LINEで自分用のアルバムを作る
グループLINEって、実は一人だけでも作れるのはご存じでしたか?
私はこれまで個人的にメモをしたり、領収証を写真に撮ってアルバムで保存したりとか記録用に使っていたのですが、
「これ、ポジティブ・メモリーズにも使えるのでは???」
と思ったんですよね。
つまり
「自分が楽しかった記憶を思い出せる写真をアルバムにのせれば、ストレスがたまった的に使えるんじゃないかな?」
と、ふと考えたんです。
例えば、
・友達と旅行に行った写真
・パートナーと記念日に撮った写真
・自分が好きな作家の講演会に行った時の写真
・ずっと行きたかった美術館に行った時の写真
などを載せておく。
アルバムのタイトルは、楽しかった思い出とかにしておく。
そして、自分がイライラした時
(例:何か気になるところある?と聞かれて、○○が気になりますと答えたら、それってあなたの感想ですよね?といわれてムキ―ッとなったのを思い出した時など)に、LINEのアルバムを開く。
ランダムに1枚写真を選んで、楽しかった思い出を14秒だけ全力で思い出す。
結果どうだったか?
めっちゃ良かった!!
理由は、
「あ、自分にはこんな楽しかった思い出もあったんだな」
と気づかせてくれるのと同時に、
「ポジティブな記憶って何があったかな?」
と考える負担がなくなったから。
また、シンプルに自分が幸せだと感じた写真を見る時間って心地がいいんですよね。
この自分だけのLINEアルバムは今のところ全部で8枚しかないのでまだわかりませんが、どんどん追加していったらもっと楽しくなると思います。
ちょっとポジティブ・メモリーズは使いにくかったな、と思った方はこれで改善できると思うので、ぜひ試してみて下さい。
おまけ
ポジティブ・メモリーズをAIで歌にしてみた。
関連記事:このような科学的なストレス解消法についてはこちらの記事で詳しくまとめてます。ポジティブ・メモリーズ以外にも手軽にできる方法を知りたい方はどうぞ↓
【記事執筆】あすか
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参考文献・データ等
Megan E Speer, et al.(2017)Reminiscing about positive memories buffers acute stress responses. May;1(5):0093. doi: 10.1038/s41562-017-0093.