アメリカ世帯の1/3が利用している『Nextdoor』のような"ご近所SNS"は日本で普及するのか 【PMF調査】
【お話パートは無料/調査結果は有料】
アメリカには『Nextdoor』という有名な"ご近所SNS"が存在します。
日本にはありませんが、カナダやヨーロッパ、北欧の国々など世界11カ国に展開しています。2024年の公式発表で9,500万人のユーザー(アメリカの世帯の1/3も!)がいるということなので、それはもう
「町中のみんなが使っている」
と言っていいくらいの普及率でしょう。
用途としてはこんな感じで使うようです:
創業は2011年(会社設立は2008年)なので、もはや新鮮味があるサービスというわけではなく、一時のブームというわけでもなさそうです。
日本ではあまりこういった"ご近所SNS"はまだ普及していないようにも感じられますが、国内でも『PIAZZA(ピアッザ)』というサービスがあるようです。
現在はサービス終了しているようですが、『マチマチ』というサービスもあったようです。
少し用途が限定的ですが、実質的にご近所の助け合い(売買)に限定されるという意味ではジモティーも同種かもしれませんね。また介護に関しては、『スケッター』というサービスもあるようです。
疑問
さて、日本で"ご近所SNS"がNextdoor並みの普及率になることはあり得るのでしょうか。
日本と西洋諸国では国民性が違うというのはよく言われます。
Facebookも2010年ごろは、当時新鮮だった「実名SNS」ということでかなり警戒感がありましたが、なんだかんだでFacebookは日本でもかなりの利用者数を獲得しました。
一方でLinkedInのようにいつまで経っても日本に定着しないメジャーSNSも存在します。
「みんなが使っているなら自分も使う」ということもあり得ますよね。
直接的に調べるのであれば、
「あなたは"ご近所SNS"に興味がありますか?」
というような聞き方になりますが、このような問いかけから真の需要を判定することが簡単ではないことは想像に難くありません。(需要を判定するためではなく、単に見込み客を選定するという目的のためには意味があるかもしれません。)
しかし、
日本にはどのような"ご近所需要"があるのか
については現状を調査することで見えてきそうです。
今回はこのテーマについて、弊社が運営するSNS型自由記述式アンケートシステム『Aska』を用いて調査しました。
基本情報
質問内容
Q.1 「過去1年以内に、近隣住民と物の貸し借りや、行事・生活情報の交換などの交流をしたことがあれば、どのような内容だったかを教えてください。」
Q.2 「過去1年以内に、近隣住民との交流が十分でなかったために、不便を感じたことや困ったことがあれば教えてください。」
属性質問
・性別
・年齢層(10歳単位)
・居住地域:都市部 / 郊外 / 農村部
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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* ここから先は関連事業に興味がある方向けの調査結果であり、お話パートや考察等はありません。
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