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Y Combinator解説のふりかえり 〈3〉|特に参考になったトピック4選

Y Combinator解説は個人的にとても参考になると思い、noteにまとめてきたわけですが、ここではあえて一歩引いた目線で気づいたこと・感じたことを書いてみます。

他のふりかえりはこちら↓

前回は少し批判的な内容をまとめましたが、今回は純粋に勉強になったと感じたアドバイスをまとめます。

🎯 事業の選び方

スタートアップをやる人は、どうしても「まだ世の中にない製品」を目指す傾向があると思います。

それはそれで良いと思いますが、「すでに世の中にある製品」を除外する必要はなく、むしろチャンスと考えるべきだというアドバイスは印象的でした。

また、以前のふりかえりでも触れましたが、製品の適合性だけではなく、創業者と市場の適合性についても、取り組むフィールドを選ぶ上ではとても大事というのも、なるほどと思いました。

さらに、事業に取り組む姿勢は変遷しうるので、必ずしも最初から崇高な志を持っている必要はないというのも、個人的には意外なアドバイスでした。(「最初の」動機というのがミソです)


🎯 手元にMVPがあってもあえて見せない

需要調査では、顧客と話す際に「製品のことに決して触れないこと」が重要だとグスタフ・アルストレーマー氏の回でご紹介しました。(結構有名な話でもあるので、他の人も言っていたりします)

この需要調査の話で興味深いのは、実際にはもう手元にMVPや具体的なアイディアがあるのに、あえてそれを出さないということです。

こういった調査は試作と調査のサイクルの中で実施します。なので、こう言った調査のステージとしては「本当に何もない初期段階」とは限らないということです。


🎯 何回でもローンチしてよい

潜在顧客へのアプローチとして、ローンチは1回のみという印象はないでしょうか。1回断られたら(もしくは反応がなければ)終わりと思っていないでしょうか。

正しいローンチの在り方は、スタートアップをやっている人の良い参考になると思います。


🎯 シンプルかつ賢い資産配分の重要性

共同創業者への「資産分配」は、従業員への「給与」とはまったく異なる考え方だという話は、とても勉強になりました。


他にもいろいろありますが、特筆すべきものとして絞るのであれば、こんなところかなと思います。

他に「これは参考になった」というトピックがあれば、ぜひコメント欄で教えてください。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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