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No.33 足の予防ケアは足だけでなく、命を守る

高齢者では、病気や怪我の療養のための安静期間にで、その後の生活に支障が出ることがあります。

例え短期間でも安静期間をつくらないことが、介護予防にはとても重要です。

転倒し入院になると安静期間が⻑くなります。元気になって退院するはずが、大きく生活が変化してしまうことがあります。そのような事態にならないため、安全にいつまでも歩くことができるように、足のケアを習慣にしましょう。

歩くと血流が良くなります。免疫力を向上させ、気持ちも明るく前向きでいられます。

記事の最後に、内容をA4にまとめたPDFを100円でダウンロードできます。社内、施設内での勉強会や研修で使用して頂くきたいと思い作成しています。配布について施設利用者・ご家族・スタッフ・法人内は制限しませんが、販売・営利目的のセミナー。講座での配布は禁止です。販売する商品に無断で添付することも禁止です。

糖尿病・透析患者の下肢切断状況

下肢切断状況

糖尿病や閉塞性動脈硬化症などの疾病がある人は小さなキズでも治りにくく、大きな事態に発展する可能性が高いです。

最悪の場合は足(脚)ということもあり、実はとても怖い病気です。上の図を見て頂くと、切断後は車椅子や寝たきりになってしまいます。その後の生存率も低く、命にも関わることなのです。

足の観察と予防

足元環境

私たちが施術している「フットケア」では必ず隅々まで足の観察をして、異常がないかを確認しています。

ですが、高齢者や疾病がある人の足の観察は、月1回のフットケアだけでは足りません。毎日、観察をすることが大切です。

例え、疾病があっても小さなキズやトラブルのうちに危機感をもって治療をすれば
最悪の事態は防ぐことができるのです。

さらに足だけでなく、靴などの履き物をチェックして、足元環境を整えることは靴ずれなどのトラブル予防のために、とても大切なことです。

予防的ケアが重要

私たちが行っている「フットケア」は医療行為ではないので、傷や炎症などの症状がある皮膚に触れることはできません。私たちのケアは傷や足のトラブルをつくらない「予防的ケア」です。

いつまでも自分らしく生活をするためにも、足の予防的ケアを習慣にしてください。

「足の予防的ケア」が足だけでなく、命を守ることにつながります。

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