見出し画像

LEAPワークショップ【期間限定・無料で開催します!】

LEAPは、「社会にいいことをしたいけれど、何から始めていいかわからない!」という学生を対象としたワークショップです。実際に行動している中高生の例を見たり、内省ワークを通して、自分が本当に取り組みたい問題を見つけていきます。

まずは、こちらの紹介動画をご覧ください!

興味のある学生・教育者などの方へ
この記事の最後にあるメールアドレスにご連絡いただければ幸いです。

My SDGsを見つけよう

最近、よく耳にするようになったSDGsという言葉。一方で、どこか遠くの世界で起きていることのように感じてしまったり、何でもSDGsに関連づけようとする風潮に違和感を感じている人も多いのではないでしょうか。

そもそも、「貧困をなくそう」という一つの目標だけを取っても、一人で取り組むには大きすぎる問題です。「2030年までにあらゆる貧困を半減させる」と言われても、「よしやろう!」という気持ちにならないのは無理もありません。

では、メディアが話題にしたり、授業で扱う「社会問題」ではなく、自分が本当に取り組みたい問題を見つけるにはどうすればいいのでしょうか。


心の声に耳を傾ける

世界最大の社会起業家ネットワークであるアショカでは、チェンジメーキングは心の気づきから始まると考えています。問題への解決方法を頭で考えるのではなく、「自分はこれがおかしいと思う!」と社会への違和感を心の眼で捉えた瞬間に、チェンジメーカーの芽が生まれるのです。

そのため、ワークショップでは「心の声にじっくり耳を傾ける」ためのワークをしていきます。

・言われるたびに違和感を覚える言葉は?
・見て見ぬフリをしたくない、と思った出来事は?

このようなストレートな質問を通して、一人ひとりが日常で感じる違和感や、人生で感じてきた「これを変えたい」という気持ちを見つけていきます。

心の声をきちんと掬い取った先には、「フードロス」ではなく、「祖父母が農家だから、自分の家で食べ物が捨てられてしまうのが気になる」、「LGBTQ」ではなく、「男の子らしい服装や言葉遣いをしなさい、って言われるのが大嫌い」といったような、もっと自分とつながりの強い言葉が見えてくるはずです。


同年代のロールモデル

ワークショップの中では、中高生のうちから行動し、社会に変化を起こしている、アショカ・ユースベンチャラーの若者を紹介します。

例えば、中学2年生の時に「川の図書館」の活動を始めた熊谷沙羅さん。

画像3

コロナで図書館も本屋さんも閉まっていた時、家の本を全部読み終えてしまった沙羅さんは、「みんなで要らなくなった本を交換すればいいんじゃないか!」と考え、80冊を多摩川の土手沿いに持っていき、返却不要の自由な図書館をオープンしました。読み終えた本を寄付してもよし。見つけた本を持って帰ってもよし。毎週日曜の2時間だけ開かれる自然の中の図書館には、1300冊を超える本と様々な人が集まります。

既に開始から一年半以上が経ち、先日50回目を開催したBoookSwapですが、この活動を知って「自分もやりたい!」と連絡してきた人にもノウハウと本をシェアし、今は4拠点で活動しています。
Twitter: @BookSwapChofu, HP: https://bookswapjapan.org/

画像3

小さな一歩を踏み出すと、そこから新しい世界が始まる

沙羅さんをはじめとするユースベンチャラーが教えてくれるのは、「活動を始めるのに年齢は関係ない」ということに加えて、「誰でも最初は小さな一歩から始めた」ということです。沙羅さんの場合は、自分の家と近所のお家を回って、80冊の本を集め、土手沿いでやってみたことから始まりました。そこからアコーディオンを演奏してくれる方や、読み聞かせしてくれる方が増えたりと、少しづつ進化していってます。

このワークショップでも、最初から何か大きな計画を立てるのではなく、最初の一歩を考えます。ネットで調べる、友達に相談してみる、色んな人にインタビューする、実験的なイベントを開催してみる……その一歩を積み重ねていった先に、自分にしかできない活動が見えてくるのではないでしょうか。


参加者の声

2021年7月に自由学園で開催された際の感想を一部ご紹介します。

ワークショップでは、同年代の人達が一歩も二歩も踏み出しているのを目の当たりにして、驚きと感動を覚えると同時に、自分でもできることがあると自信を持つことができました。自分の身近な問題に目を向けていなかったことに気づいたので、今は地元の岩手県奥州市で、どうしたら高齢者の多い地域でもみんなで協力して除雪できるか考えています!(T.U.くん、高3)
「まずはやってみよう!」という勇気をもらえたのが、自分にとってとても大きな変化でした。貧困のことに取り組みたいので、まずは家の近くにある個人営業のお店にフェアトレードのチョコを置いてもらえるか、交渉してみたいなと思っています。(K.K.さん、高3)

画像4

(参加者の前で話す沙羅さん)

画像4

(一人で自分と向き合う時間、ペアで相談する時間、両方あります)


興味のある学生・教育者の方へ

この記事を読んで、ぜひ自分の学校や組織で開催したい、またはもっと詳しい話が聞きたい、という方は以下までご連絡ください。

担当:芦田陽一朗
メールアドレス:yashida@ashoka.org
件名:LEAPについて

通常は有料で行っていますが、2021年9月より一年間に限り、無料で開催いたします!お気軽にご相談ください。

ワークショップの詳細

・推奨人数:10人~40人ほど
・時間:120分
・費用:無料(2021年9月より1年間)
・形式:オンライン・オフライン両方可
・推奨年齢:中高生〜大学生
・主な対象:なんとなく社会貢献や貧困などに興味があるが、具体的なイメージが湧かない学生。今の社会のあり方には不満足だが、何をしていいかわからない学生。

<主催:一般社団法人アショカ・ジャパン>
アショカは、世界最大の社会起業家ネットワークです。1980年以来、世界92か国で、3800人以上のアショカ・フェローを選出してきました。”Everyone a Changemaker” (=誰もがチェンジメーカーである社会)をビジョンに掲げ、社会起業家の支援だけではなく、次世代のリーダーとなる若者チェンジメーカーの輩出も活動の軸の一つとなっています。アショカ・ジャパンは2011年に設立され、若者チェンジメーカーを育てるユースベンチャーでは、今までに112組の若者を選出してきました(2021年9月現在)。


関連記事:



この記事が参加している募集

アショカの全ての活動は、共鳴してくださる方々の寄付金で実現しています。少額でもとても励みになりますので、ぜひご支援のほどよろしくお願いいたします。