女性がフェミニストになってはいけない理由
私の書いたある記事のコメントで、「女性がフェミニズムを信仰しないメリットを簡潔にまとめた方が良い」とのアドバイスを頂いたので、ここらで簡潔に述べていこうと思う。
アンチ「フェミニズム」は女性の権利を奪うのか
答えはNoである。そもそもフェミニズムは「不当に」権利を奪ってきたものである。それに反対するだけでは女性の権利が奪われるということはない。人のおもちゃを勝手に取った子供からおもちゃを取り上げて持ち主に返しても、誰もこの子供からおもちゃを奪ったとは思わないだろう。
「フェミニズムは男女平等を目指す素晴らしい思想だ」「フェミニズムは不当に奪われた権利を取り返しているのだ」などと思う方は私のマガジンの「フェミニズム批判」もしくは他の方の記事の寄せ集めとなっているマガジンの「フェミニズムとは」から適当に読んで頂きたい。フェミニズムが我儘の寄せ集め思想であることが分かって頂けるはずだ。
そもそもフェミニズム自体が差別思想であるし、フェミニズムが女性差別を引き起こす例も多々ある。
以下、学術的な難しい話を抜きにして読める記事をいくつか紹介する。(筆者がこれらの記事に100%同意しているというわけではないが、多くの人に支持されたということでこちらを紹介する)
↓フェミニズムが女性差別を引き起こす例
↓フェミニズムが男性差別を引き起こす例
↓フェミニズムが論理のないお気持ちで動いている例
フェミニズムとマスキュリズムでバランスを取れるのか
前にTwitterである方に、
女性の権利を保証するためにフェミニズムは必要。
男性の権利はマスキュリズムがあるから十分。
と言われたことがある。これは正しいのか。
答えはNoだ。そもそもマスキュリズムはフェミニズムほど浸透していない。
フェミニズムと同じようにマスキュリズムにも様々な立場があるが、そのマスキュリズムの立場でさえ知っている人はほとんどいない。
さらに問題なのは、マスキュリズムは他でもないフェミニストから「女性差別だ」と言われる。
↓関連記事
フェミニストの言う「男性差別」は、「男尊女卑という差別構造」によって作られた「強くあらねばならない」といういわば自業自得的なものでしかない。
フェミニズムがある以上、男性の権利が保証されることはない。
フェミニズムは「短期的には」最善手
ここまでずっとフェミニズムの批判をしてきたのにこの結論では怒られてしまいそうだが、少なくとも女性にとってはフェミニズムは最善手である。但し、「短期的には」という注釈付きであるが。
私は前の記事で、「フェミニズム(フェミニスト)はウイルスとようなものだ」と述べた。詳細はリンクに飛んでもらいたいが、簡単に言うと、「単に楽をして個人や社会に寄生してでも生き残りたいだけならフェミニズムは最善手である」ということだ。
では長期的にはどうかというと、ウイルスがやがて宿主の身体全体を破壊するとウイルス自身も生きられなく(ウイルスが生物かという議論はこの際置いておく)なるのと同じように、フェミニスト自身も自らが社会を壊したことで生き残れなくなる。あるいは自由に生きていくのが難しくなる。
具体的には、生活保護を受けられなくなり自助努力のみで解決せざるを得なくなり、自殺者やホームレスが激増する。医療費も自助努力のみで解決せざるを得ないので病気になったり怪我をしたとしても治せず寿命が短くなる。当然高齢者や新生児の死亡率が特に著しく上昇する。バックラッシュと呼ばれるフェミサイド的なものによって女性が殺される事件が多発する。等等
馬鹿馬鹿しいと思うだろうか。特にフェミニズムが男女平等思想だと勘違いしている人はここまで考えが及ばないかもしれない。もっと絶望的な予測もある。フェミニズムによって全てを失った人がテロを起こしたり、またそれをビジネスにしたりすることがあり得るというものだ。
このようにフェミニズムは、社会を破壊し、人々の人生を脅かし、そして滅ぼす。さながらウイルスにかかった宿主のように。
アンチフェミ女性の最善手とは
Twitter上のフェミニスト(いわゆるツイフェミ)の差別言動を叩く人が多いが、そこで「ツイフェミのやっていることは本来の男女平等思想であるフェミニズムに反する」などと言っていたら目も当てられない。それはリベラルフェミニズムやポストフェミニズムの類いであってフェミニズムの域を抜けていないからだ。
ただ、フェミニズムを批判する声が大きくなれば、同調圧力によりフェミニズムを打ち負かすことができるかもしれない。過度に期待すべきではないが、フェミニズムの悪を知っている者が一人でも多ければ、それだけ力となるであろう。
ではどのような立場から批判すれば良いのか。専業主婦となって保守的な観点からアンチフェミニズムを唱えるのも良いかもしれないが、女性にも稼得能力が求められる今日では現実的ではない。自由主義的な立場でフェミニズムを批判しても良いかもしれないが、実現可能性は保守回帰よりも低い。八方塞がりである。
だが、だからこそできることもあるはずだ。フェミニズムや社会に縋って「寄生して」生きるのではなく、自分の力で生きる努力をするのだ。例えば私は将来に稼得能力を得るために薬剤師の勉強をしている。ここまで直接的でなくとも、何かしら自分にできることを見つけていくべきだ。
怠惰こそがフェミニズムの付け入る隙を与え、努力こそがフェミニズムに打ち勝つ方法である。