「いいじゃん」なわたしに賞状を その3
わたしに届いたものはこちら。
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とありますが、
「得意で自慢したい」という意味がしっくりこなかったので
今回の記事では、
と定義しています。
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その1. 夢を実現できたこと
その2. 「好き」に素直になれていること
その3. 今年1年の終わりを迎えられること
わたしの2022年は
修士論文の執筆からはじまりました。
提出、発表、年度末の仕事、卒業式、新年度の準備、...と
慌ただしく過ぎ、
気づけば桜が満開の季節になっていました。
いつもなら、うきうきとした気分で春を迎えるのに、
今年はどうもそんな気分にはなれませんでした。
でも、
でも、
…
収拾のつかない想いがぐるぐる回っていました。
人前では笑っていられるけれど、
一人になると笑顔のスイッチが切れて、自己嫌悪が止まらなくなる。
なぜかわからないけど、涙が出る。
玄関の扉の前で立ち止まってしまう。
眠った次の日の朝、息をしていない自分を、
自分がいなくなった世界を、想像してしまう。
そういう状態になったことが何度かありました。
そこから抜け出せたきっかけは、
母に自分の感情をそのまま、汚いまま吐き出したことです。
自分ではない他の誰かに、自分の今を聞いて欲しかった。
けれど、こんな黒いものをぶつけてしまうのは申し訳ない。
だからずっと、押し込めて平気なふりをしていました。
でも、母の前では相変わらず子どものままだったわたしは、
母の存在に大いに甘えてしまったのでした。
母は静かに聴いてくれました。
そして「お願いだから、いなくならないで」と言ってくれました。
ここにいていいんだ、と思いました。
大声で泣き喚いた後は
幼い子どものようにすっきりとした気持ちになり、
少しずつ平静を取り戻していきました。
「いなくなってしまいたい」
「消えてしまいたい」
という気持ちは、
「会いたい人に会いたい」
「家族と楽しい時間を過ごしたい」
という気持ちに変わっていきました。
ふり返ると
わたしがもうちょっと頑張れば、もっとはやく行動していれば、
自分が落ち込まずに済んだ事もたくさんありました。
だから、自分に対する情けなさも抱いています。
それでもやっぱり
この一年の激動をなんとか生き抜いた自分を、
ちゃんと抱きしめてあげたいと思うのです。
まだまだ対峙していかねばならない課題は多いですが、
「ひとまず2022年、おつかれさまでした」
と声をかけたいと思います。
今年1年を振り返って、あなたが誇らしく感じること
その3. 今年1年の終わりを迎えられること
でした。
「いいじゃん」なわたしに、
三枚目の賞状を。
おめでとうございます!
ありがとうございます!
以上で表彰式を閉会いたします。
お付き合いいただき、ありがとうございました。