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Adawatte FBOP1(アダワッテ エフビーオーピー1) ―濃いミルクティーが好きなら1度は試したいウバの紅茶

 ここ最近、既に紹介したと思っていたのに、実際は記事にしていなかった紅葉を取り上げている。今回もその1つであるAdawatte FBOP1に焦点を当てる。

 名前にも入っているアダワッテとは、インドのウバにある農園の名前だ。袋を開けてみると、非常に茶葉が細かい。香りとしては、落ち着いた印象だ。抽出して飲んでみると、非常にどっしりとしている。

 飲み方としてはウバという名前から、ある程度想像ができている人も居ると思うが、ミルクティーが圧倒的におすすめだ。普段おすすめしているストレートも悪くはないものの、前述のどっしりとした風合いのため、少し重く感じるかもしれない。実際、個人的にストレートをしばらく飲んでいると、普段と同じ抽出時間だったにもかかわらず、少し胃に負担がかかった。胃の健康に自信がある人は構わないと思うが、私のように軽度の逆流性食道炎と言われたことがある人や、胃にあまり負担をかけたくない人の場合、ストレートで飲むのはほどほどにしておいた方が良さそうだ。ちなみに、レモンは試していないが、味わいとして合いづらい上に胃もしんどくなると思われる。

 今回Adawatte FBOP1のミルクティーを飲んでいると、ルピシアのティーバッグで購入したASSAM QUALITY “THE AU LAIT 2023(アッサム クオリティ“テ・オ・レ”)を思い出した。店員に「ミルクと1:1でも負けないですよ」とおすすめされた商品で、実際にその通りのどっしりとした紅茶だった。この商品は期間限定なので、試されていない方も居るとは思うが、この紅茶と系統としては似ている印象だ。ちなみに産地は違うものの、茶葉の種類は同じなので共通項があるのも当然かもしれない。

 マリアージュを考える場合、基本的にミルクティーを前提に考えた方が良いだろう。個性が強いタイプの紅茶ではないので、基本的に好きなものと組み合わせて楽しんでほしい。
 食事系の場合、好きなものと組み合わせてほしい。シンプルなトーストから卵やツナのサンドイッチまで、何でもバランスが取れるはずだ。ただ、ミルクティーと合わせるため、和風の食事とはペアリングしづらいと思われる。また、ストレートとのペアリングならば、どっしりとした肉料理でも合うと想像する。
 スイーツも食事と同様に、洋風のものと合わせた方がまとまりやすいと推測する。恐らく洋菓子であれば、クッキーからチョコレートケーキまで何でも問題ない。個人的には、生クリームとカスタードの両方が入ったシュークリームと合わせてみたところ、よく合っていた。余談だが、今回のペアリングには、日本の菓子メーカーであるシャトレーゼのシュークリームを使用した。入手できる人は、ぜひこのマリアージュを試してみてはいかがだろうか。

 最後にAdawatte FBOP1は、量り売りのみの販売となっている。扱いづらいとは思うが、濃厚なミルクティーが好きならきっと気に入るはずだ。関心がある人は、ぜひ試してみてほしい。

Adawatte FBOP1の量り売りが入った袋。

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