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無意識に人を傷つけないために 心がけポイント③④⑤
心がけポイント③ パートナー同士でも性暴力は起こる
性暴力は夫婦間、恋人間でも起こります。むしろ、夫婦や恋人間だからこそ被害を打ち明けづらく辛い思いをし続けることが多くあります。夫婦や恋人と約束された関係であれば同意は不要と勘違いし、加害する側もそれが暴力だと認識しづらい状況が生まれてしまっています。仲良くしていようと、相手がどんな人であろうと、性的同意を得ない性行為は性暴力です。
また、同性カップルの間でも性暴力は起こる可能性があります。同性愛に対する偏見がまだまだ残る社会で、被害を受けてしまった人が声を上げることは一層難しくなっていることも問題です。
「どんな関係性であっても性暴力が起こりうる」と周知することが大切です。また、「昔からそういう人だったから」と許せるものではありませんし、それは性暴力をしていい理由にはなりません。
心がけポイント④ どんな容姿やジェンダーの人でも被害にあうことがある
どんな容姿や年齢でも性暴力の被害にあうことがあります。性被害に関係なく、人の容姿について述べるのは失礼なことです。そして、たとえあなたが魅力的だからといって、性暴力をしていい理由にはなりません。
また、男性も性暴力にあいます。ジェンダーに関係なく、性暴力は心に大きな傷を与えます。また、男性の被害だからと軽く考え、笑いごとにすると、被害者を孤立させてしまいます。さらに、性暴力は男女間だけで起こることではありません。「(同性の加害者と)そういう仲だったの?」と性的指向をからかうことは性暴力被害を軽視することになりますし、同性愛への差別も助長します。
どんなジェンダーでも性暴力にあう可能性があることを忘れてはいけません。例えば、トランスジェンダー女性が性暴力を受ける確率は、そうではないシスジェンダー女性が受ける確率よりも高いという研究もあります。トランスジェンダー男性の場合は、おそらくもっと被害が見えにくくなっているでしょう。トランスジェンダーの人々を性暴力の問題から排除してしまうと、もともと、社会から十分に守られていないトランスジェンダーの立場をさらに危険に晒してしまうでしょう。被害者を孤立させない社会をみんなで作りましょう。
心がけポイント⑤ 「あなたは悪くない」
どんな状況であろうと、同意のない性行為は性暴力です。被害者に非はなく、加害者に責任があります。一緒に食事をした。家に行った。お酒を飲んだ。このようなことは性行為の同意になりません。また過去にその人と性行為をしたことがあったとしても、性的同意にはなりません。
また、「前世で悪い行いをしているから、性被害にあうんだ」のような、スピリチュアルな2次加害も報告されています。被害にあったことは、前世や、引き寄せの法則は関係ありません。悪いのは、被害者ではなく加害者です。
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来週も「心がけポイント」を紹介していきます。続きもお楽しみに!
プロジェクト概要:
心がけポイント①②:
「被害者非難」ってなんだろう?もっと詳しく知りたい方へ:
「同意」ってなんだろう?:
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