ほうれん草の種まき
【あした農場の体験農園「nou-fu」利用者向けに書いていますが、家庭菜園の一般的な話としても読んでいただけると思います】
ほうれん草の種まきではアブラナ科の葉もの野菜の種まきとは少し違った、一工夫をします。
草木灰を混和する
種をまく場所全体に鎌を入れて動かし、土を細かくほぐします。
種をまく場所に草木灰を撒きます。ほうれん草はアルカリ性の土壌を好むこと、またカリ分を好むためにそうしています。
石灰でもよいようですが、草木灰の方がいいような気がします。
草木灰の量は、種を播く長さが1メートルなら手で一掴み程度です。
草木灰と表面の土を手や鎌で軽く混ぜます。
種を播く
ほうれん草の種はやや大きく、大根と同じぐらいです。
鎌の刃などで2センチ程度の播き溝をつけ、そこに3センチ間隔で種を1つぶずつ播きます。
土を1センチぐらい戻して手や板で鎮圧します。
以上です!
余話
教科書的には、種を播くずっと前に石灰などをまき、もっと深いところからまぜてアルカリ性に土壌を補正することになっていますが、いろいろな野菜を育てる家庭菜園では事前に広い範囲に石灰を入れるのはなかなか難しいように思います。
土壌が酸性だとほうれん草はうまく養分や水を吸収できないのか、すぐ葉が黄色くなっていじけてしまいますが、土が豊かであればこのやり方でも十分ほうれん草は育つと思います。