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えんどうの種まき(11月中)

【あした農場の体験農園「nou-fu」利用者向けに書いていますが、家庭菜園の一般的な話としても読んでいただけると思います】

種まき適期・えんどうの種類

関東での種まき適期は11月上旬と言われていますが、今年は11月に入ってもかなり暖かいようなので、下旬になってからまきましょう。
幼植物は葉っぱに糖分をため込むため、寒さに強く、霜が降りても枯れませんが、大きく育つと糖分を成長のために使うようになるため、寒さに弱くなるのです。本葉2枚ぐらい(草丈10センチ以下)で冬越しをできると理想的です。

えんどうの仲間は、若い莢を食べる「絹さやえんどう」、甘くて美味しい「スナップ(スナック)えんどう」、豆を利用する「えんどう豆(グリーンピース)」などがあります。だいたい同じ育て方になります。私は販売用にすべて育てていますが体験用には「スナップ(スナック)えんどう」の種を用意しています。他の種を播いてみたい方はご相談ください。

ちなみに収穫はだいたい、絹さや(4月後半~5月中旬)→スナップ(5月上、中旬)→グリーンピース(5月下旬)月です。

種の播き方

夏野菜畝に播きますが、春秋野菜畝側のそらまめの隣か、里芋畝側の端に播きましょう。
播く場所を決めたら、種まきの1週間前くらいまでに石灰を混ぜ込んでおきます。

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夏野菜を片付けた畝はこんな感じになっていると思います。

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上の残渣をどかして、肥料置き場の石灰を小鍋に4分の1程度まき、小鎌で混ぜ込んで、表面を整えます。そして、再び残渣を土の上に戻しておきましょう。

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翌週以降に種まきをします。残渣をよけて、畝幅1メートルに対して2箇所、40センチぐらい間をあけて播き穴を2つ掘ってください。

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穴の中に4粒ほど種を播きます。
写真にはないですが、この際、麦を「2粒」播いておくと風よけとえんどうのツルが最初にからむ相手になるのでおすすめです。
麦は小麦でも大麦でもいいです。

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土を戻して軽く鎮圧してください。

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最後にまた残渣を薄く戻しておきます。

芽が出てきて成長してきたら、えんどう豆への日当たりを邪魔しない程度に株元や周辺に残渣を集めてあげてください。風よけになりますので。

間引き

草丈10センチぐらいの越冬サイズになったら2本に間引きます。春になるとツルがのびてからむのでその前に最終的に1本に間引きましょう。ツルがからまりはじめると間引けなくなるので。

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