第5回あしたの寺子屋創造プラットフォームclubhouse
こんにちは。あしたの寺子屋創造プラットフォームclubhouse担当です!
4月7日にあしたの寺子屋創造プラットフォームclubhouse第5回が開催されました!
改めてclubhouseイベントについてや第5回の内容について紹介していきます!
「あしたの寺子屋創造プラットフォームclubhouseって?」という方や、「参加できなかったけどこのイベント気になってた!」という方に向けての記事です。第5回のテーマである「地方へのプロボノ・副業での上手いかかわり方」についてもまとめているので是非ご覧ください。
あしたの寺子屋創造プラットフォームclubhouseとは?
あしたの寺子屋創造プラットフォームclubhouseは、毎週水曜日20時30分~21時30分で教育×〇〇をテーマに、地域や教育に興味のある方と、その領域で活躍しているプレイヤーが語り合うことで学んでいくトークイベントになっています。今回はイレギュラーですが、22時からの開催でした。
もちろん、教育×〇〇の〇〇に興味を持った方もご参加いただける内容となっています。
是非、当日ご参加頂いた方やこのイベントレポートをご覧頂いた方は、ご感想やご意見などTwitterの方で「#あしたの寺子屋clubhouse」のハッシュタグに投稿して頂いたり、Facebookの方にコメント頂けると嬉しいです。みなさんと一緒により良いあしたのために語り合いましょう!
また、4月10日20時30分よりあしたの寺子屋創造プラットフォームzoom交流会を開催します。clubhouse参加できてなかったけど、「こんなテーマで話したい!」という方など是非ご参加ください!
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第5回「プロボノや副業で都心から地方に関わるために大事なことや気をつけること」
あなたは地方での活動やプロジェクトにプロボノや副業で関わったことはありますか。関わったことのない方の中には、とても関わり方のハードルが高いように感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、とても関わりが深い方でも、困難を感じた経験があるはずです。地方のプロジェクトにプロボノや副業でどのようにうまく関わっていけばよいか、第5回では一緒に考えていきました。
ゲストにはPR・マーケティングが得意なRayさんに登壇して頂き、ご自身のプロボノ・副業の経験をもとに、お話いただきました。
「地方でのプロボノ・副業への上手いかかわり方」というテーマにたどり着いた経緯
あしたの寺子屋では、人口3万人以下の地域を拠点に、寺子屋をすこしずつつくり、全国1000拠点を目指しています。その過程で、地元の方のサポートが必要不可欠なものです。しかし、ホームページ・チラシなどで自分のやりたいことを地域の人に伝えることが、教育関係者はニガテな傾向があります。そうしたとき、ホームページ・チラシなどでサービスについて伝えることが得意な方に、関わっていただくことが必要になります。Rayさんには、そうしたことを本業としているなかで、どういうプロボノや副業のかかわり方だと、都心から地方で関わりたいと思うかなどをお聞きしました。
地方・都心に関わらない!プロボノ・副業の上手いかかわり方
まず、「プロボノ・副業で関わってもらう・関わるには、どういうプロボノ・副業のカタチが良いか」、その指標についてお話いただきました。
1.ゴールが明確
「これが目的なので、それはいつまでにこうしてほしい」など、やることが最初から明確に決まっていると良いということでした。
プロボノ・副業なのにゼロイチだと負担が大きいですよね。関わってもらう側は、ある程度のゴールやそれまでの工程を事前に計画し、マネジメントできるようになっていると関わる側は気持ちよく働くことができます。
逆にどういうプロボノ・副業に関わろうか、と考えている方は、事前にゴールや工程が明確であるかを聞いて、関わるか否かを考えるのも1つの指標になります。
2.責任者がいる
プロボノ・副業として関わる中で、その業務の責任者がきちんといて確認がとれる状況であることも重要であるということでした。
確かに、誰がどの業務をどこまで責任を持ってやらなければいけないのか、という問題は、プロボノ・副業で関わる人にとっては大切な線引きです。ここが明確でないと、「もしかしてあれもこれも私の業務だった」ということが起こりかねません。常に責任者とコミュニケーションを取りながら、業務を行う環境であることは、プロボノ・副業に関わるなかで大事にしたいことです。
3.有期期限であること(プロジェクト単位であると良い)
プロボノ・副業として関わるなかで、長期間プロジェクトに関わると、どうしてもモチベーションの上下があります。短期プロジェクト1つに関わるという関係性だと、モチベーションの上下もなく、関わってもらう側・関わる側の両方が気持ちよく働くことができます。
都心から地域に関わってもらうには?そのとき原動力になるものとは?
都心から地域に関わっていただくには、それなりの原動力が必要になります。今関わってくださる方にはどういう動機があるのか、その動機を引き出すプロボノや副業のあり方について語って頂きました。
都心から地域に関わる原動力!3つのパターン
1.大人の地方に対して「後ろめたさ」原動力
地域から都心に出てきた大人は、寂れていく地元を都心から知ったり、地元に残った同級生の現状を知ることで、「地元に残らなかった」というある種の「後ろめたさ」があるとお話していただきました。確かに、この「後ろめたさ」から、ふるさと納税などで、地元にお金を落とそうという気持ちになったりする方もいらっしゃりそうですよね。
2.若者の地方との関わりに「ふるさとへの憧れ」原動力
都心の若者は「ふるさと」というワードへの憧れがあることがあり、地域への貢献という関わりを通して「第二のふるさと」をみつけたりすることが、原動力になる場合があるそうです。
3.スキルアップが原動力
単純に地方で「その副業・プロボノとして関わると、自分のスキルアップに繋がりそう」などの理由で関わる方も、もちろんいますよね。そういった方にも関わって頂けるような働く環境を提案するのも、関わって頂けるきっかけになるかもしれません。例えば、そうした業務が未経験の方でも、地方に興味がある人だったら関われるなどの工夫するのもありかもしれません。
プロボノで搾取と感じない関係づくりとは?
あきらかに交通費がない・納期が短いなど以外には、互いにWINーWINな関係を築ける業務内容を予めお互い基準をつくって共有することが大切だとお話していただきました。
特に、受ける側はあらかじめ自分が面白そうとなれるかは最初に確認することや、受けてもらう側は現金報酬以外の対価報酬のカタチ、例えば自分のスキルを提供して他人のスキルを提供して頂く(地方農業のPRの対価として、とれた農作物をいただくなど)などが重要になるかもしれません。
どうやってPRを担当してくれるプロボノ・副業をみつける?
経緯のなかで、教育者のPRに対するスキル不足があげられていたため、具体的にどういう風にPRを担当してくれるプロボノ・副業者と出会うか、についてお話していただきました。
1.ジャンルを明確に伝える
寺子屋が違うと同じ教育でもジャンルが違うように、「サービス系のPRが得意」「ものづくり系のPRが得意」などPR担当には、得意・不得意なジャンルがあるそうです。なので、頼むときにはどういうジャンルのPRをしたいかが明確である必要があります。
2.何をして欲しいのかを明確にする
PR方法も、SNSやチラシ、WEBサイトなどさまざまな形態があります。また、1つの形態ではなくプロダクトやサービスに合わせてどんな形態のものでPRするか、の検討から関わる場合もあります。そうした中で、何をして欲しいかを明確にしてから頼む必要があります。
3.単なる「スキル求めてます」よりも
関わって欲しい方に「こういうスキルを求めてます」という伝え方をするよりも、ビジョンやストーリーに共感して頂いたりすることで、より関わりたいと思ってくださることが多いようです。
4.PRコミュニティに発信する
PRを本業にしている人たちが集まるコミュニティはたくさんあるようなので、そうしたところでPRの悩みを発信していくことも1つの方法とおっしゃっていました。皆さんもコミュニティをみつけて飛び込んでみると良いかもしれません。
まとめ
プロボノ・副業は、受ける側も受けてもらう側も、両方が信頼関係を築いていく工夫がないと難しいなと改めて感じました。本業以外にも働くことは、本業が忙しいとしんどくなりますし、何かがかみ合わないとモチベーションが下がります。これを機に、プロボノ・副業をしたいと思っている皆さんは、自分が稼働できる範囲や自分の原動力がどこにあるかをまず見直してみたり、関わっている人も、責任所在や業務内容をあらためて確認する時間を設けたりすると、より上手いプロボノ・副業のかかわり方をしていけるのではないでしょうか。
さて、第5回clubhouseが終わり、noteのイベントレポートが追えない方もいらっしゃると思います。そうした方は、軽くどんな話だったのか、コチラでもまとめているので、見てみてくださいね!
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