明日死にます
明日死にます
と思いながら生きていた日々があった
暑い日差しに押し殺されながら
整備されていない道を歩く
シャツはむしむしするし
トンボは未だに飛んでいるし
上司は休日出勤だし
もう何もかも忘れて
アイスクリームを食べたい
胃腸弱いから無理だけど
チャンネル変えても面白いテレビ番組はない
ここ数年死にたいと思うことは
薄れてきていたけど
社会人になってまた高まってきた
今までの短い人生なんだったのだろう
迷ったら辛い方を選んで生きてきた
通院と服薬と人間関係と
色んなことを投げないまま
夢のために必死で勉強もしたし
必死で色んなことに挑戦したし
呼吸は浅く駆け足で生きてきた
私の人生 いつお休みだったのだろう
休むことのできない自分の人生
お暇をいただきたい
前にドラマであってた漫画も読んだ
面白かったな 凪のお暇
服薬 白い錠剤
隠しながら片隅で飲む
いつまでこうしなきゃいけないんだろう
どこにこの辛さを持っていけばいいのだろう
いや 持ってないか
私の辛さは私のものだから
良くも悪くも
車の運転はパニックになるし
会食も恐怖だし
日によっては外に出て雑音に触れること自体
不安定になる
足元がグラグラしている
誰も味方はいないのだ
涙の出し方もいつの間にか忘れて
傷ついてもこういうものかと
流せるようになった
睡眠は上々 でも いつも
仕事の夢を見る
あ 資料終わらなかった
明日までって本当ですか
あ また休日仕事だな
まぁ 仕事出来ない自分が悪いか
やるしかないんだ腹くくって
社会人とやらは
そういうものだ
でも いつだって
明日死にます というきもちで
今日を歩いているような
その明日が今日になってしまわないように
綱渡りの毎日を
呼吸は浅く渡り歩く
誰にいえばいいのだろう
自分にしか言えない気持ちを
隠して隠してここに