座敷わらし(精霊)のトッコちゃん(1)
小さい頃に妹と遊んでいた記憶が、実は2018年になって座敷わらしや精霊の子「トッコちゃん」だったとわかったことがある。
2018年4月に沖縄から東京に帰ってから、紹介してもらったリーディングなどをするふくおかAさんのところに1年間だけ通ってた時に、
「妹さんとの記憶とごっちゃになってますよ」
と言われ、その後私の祖父(としきおじいちゃん)とふくおかAさんが犯憑依になってメッセージを伝えてくれた後に
「実家のもう一人の孫にもよろしく」
との言葉があって、もう実家に孫はいないんだけどという流れになって、ふくおかAさんにリーディングで調べてもらうよう依頼した。
それで、父の妹で小さいうちに亡くなった女の子が、親戚のおばさんの子供に生まれようとしたけど流産?とかで生まれなくて、実家で座敷わらしになったということだった。
そして、自分で名前を「トッコちゃん」と言ってるということだった。
続けてふくおかAさんから
「家族の中で池さんのことが一番好きで、今もそばにいてくれてます」
(ふくおかAさんは、実際は下の名前にさん付けで呼ぶ)
「東京にもついて来てくれてるの?今もここにいるの?」
「はい、来てくれてます。イメージしてみてください」
と言われて、イメージすると確かに保育園か小学校低学年ぐらいの女の子が両腕を僕の首に回して抱きついてきた。
「こう腕を回してきてるけど」
「そうです、その子がトッコちゃんです」
重さはないんだけど、なんとなく小さい子が膝の上に乗って抱きついてきてるイメージがぼんやりして、抱きつき加減からすごく懐かれている。
あまりにも懐いているので、目の前でイチャついてるように見えたのか、ふくおかAさんも心なしかムッとしてる感じがあった。
このやり取りの前後に自分の記憶をたどってふくおかAさんに話をした。
僕が4歳の頃に両親が離婚して、調停離婚だったので母は1つ下の妹(3歳)だけ引き取ることになって実家に帰った(その前から帰ってた)。その後、小さい赤ちゃんが家の居間(リビング)にいて、不思議に思ったが父も姉も誰もその赤ちゃんについて騒いだりせずスルーして放っておいているので
「僕は知らないけど、何も言われないからこの子はうちにいてもいいんだ」
と思っていた。小さい頃は親戚が来てもいちいち覚えなかった。
今思えば、周りの人には見えてないから「知らない子がいる」ってツッコまなかっただけだったと思う。
未だに初めて見た時の場所まで覚えている。居間の手前のタンスのある前に座っていて、目の前を他の人が歩いても誰も何も言わなかった。
でも、初めは知らない子なので居間で離れて絵本を読むことにした。
その赤ちゃんはまだ座るのがやっとのようで、ハイハイもできないぐらい幼い感じだった。
絵本に夢中になっていると、腕をトントンを叩かれて振り返るとその赤ちゃんが僕の隣に来ていた。音も立てずに。
自力で移動できないと思ってたし、ハイハイができたとしても音がするはずなのに一切音がしなかったから、心底驚いた。
「えっ、どうやって来た??」
と聞いてもまだ話せないぐらい小さいから返事はなく、遊んでくれという感じなのはわかった。
ただ、この時のどうやって音も立てずにそばに来たというのが不思議で、ずっと心に残っていた。だから、大人になってもずっとあれはどうやって音もなく移動してたんだと考えていた。
当時はハイハイできないくらい幼いけど、腰を振り振りしながら時間をかけて移動したから音がしなかったんだろうという仮説を立てて、自分を納得させていた。
そこから家の中で遊ぶようになったが、僕も小さかったので
「あ、妹が小さくなってまた来たんだ」
という解釈をして、この子は妹なんだと思うようになった。
ただ、出てくるのは他に誰もいない時だけで、それでも実の妹とも二人きりでよく遊んでいたので、疑問に思わず出てきた時はよく遊んでいた。
一度、この子と遊んでいる時に誰かが来そうになった時だったか、この子が立ち上がって、一人で寝室がある暗い廊下のほうへ歩いて消えていったことがある。
僕は、追いかけてまた妹がいなくなったら嫌だと思って、追跡はしなかったことを覚えている。
当時、両親が離婚したが、その理由を両親も説明がなく、自分がいい子でいなかったからとか、妹が毎日遊んでくれというのがしんどいと思ったからいなくなった原因だとか小さい自分を責めていたので、この小さくなってまた来てくれた妹を暗い廊下を追いかけてまたいなくなったら嫌だから追いかけなかった。
そして、この子がハイハイできるぐらいになった頃、毎度の遊んでくれ要求をかわそうとソファの上に上がって、高さがあるので隠れてウトウトと眠った時のこと。
ソファがギシギシと揺れている音で起きたら、この子がソファの足元のほうから上がってきていた。そして、僕を見つけて喜びながら
「遊んでーっ」(言葉はまだ話せない)
という感じで飛び掛かってきた。
「うわあ、落ちる落ちる!」
と、肩から首の上に乗っかってきたこの子を抱いて、慌ててソファから降りた。ソファから落ちたら大変だと思ったけど、無事に床に降りれた。
で、はっきり覚えているのは、思ったより全然軽かったということだった。小さい僕でも軽く持てた。
そして、ふくおかAさんにこのソファの話をした時に、すごく軽くてそれだけ小さい(幼い)ということと、実の妹は1年3カ月しか違わないし、一緒に保育園に歩いていったことがあるから、こんなに小さいはずはない=実の妹ではなかったということに2018年のセッションで初めて気づいた。
それでこの子=トッコちゃんは、両親の離婚で母も懐いてた妹もいなくなって寂しくてよく泣いてた僕を慰めるために出てきてくれたんだとわかった。
つづく
(※ヘッダーの画像は、ゆっきーさんが生成AIでCopilotで「池さんの守護神を描いてください」で描いてもらうと、トッコちゃんが描かれていた画像)
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