参観のお話
昨日は、中1次男の学校公開(保護者が授業を参観出来る日)でした。
朝8時20分に家を出て、中学校へ行きました。
歩いて約30分です。
参観したい教科が1時間目でした。
教科は「総合」で、1年生達が二学期に行く宿泊行事の事前学習発表会。
宿泊する場所(地域)のことを班で調べ、パワーポイントのような機能のソフトでまとめ、クラス全員にプレゼンテーションするという内容でした。
生徒は各班の発表に対して細かく点数をつけることになっていて(評価シートのようなのが配布されていた)先生が集計。
最優秀な班は、これからある「学年のプレゼンテーション」に出るというのです。
次男から、
「明日は発表があるから、お母さんが聞きにきたかったらきていいよ」
と言われて、それって聞いて欲しいことなの?と思いながら行きました。
全ての班のプレゼンを見ましたが、独自に工夫している感じや、作成中どこかの班のやり方を見たのか、「いいね、ウチもこうしよう」なやや似ているのもあったりで、なかなか楽しかったです。
うちの子の班の発表後、私からよく見える位置の生徒が「〇〇のところ、よかった。」とシートに書き込んでいるのが見えました。
まさに次男の発表した箇所だったので、心の中でガッツポーズをとりました。
「いちばんに選ばれた班は、今日の発表に満足しないで、よりブラッシュアップして学年の方で発表して欲しいです」
先生が最後にそうおっしゃって、生徒達は口々に
「えーーー、マジ」
「これ以上やんの?」
「出来なーい」
「だりーぃ」
そうなんだよ、もっと良くって思うこと大事よ、めんどくさいけどな!と思いながら聞いていました。
「これ以上ないくらい、もう手を入れられないくらいに仕上げる」
子どもの頃は、自分が納得すればそこで"終わり"でした。
いつの日からか"終わり"に行き着くまで時間がかかるようになり、ある時は「まだやれるけど、今はここにしておかないと……」と思ったり、提出したものに後から悶々としたり。
「しごと」に限ったことではなく、物事に関してそうです。
しごとと、そうじゃないことは、心持ちも態度もやり方も分けている方々もいるでしょう。
時と場合、臨機応変、自分と誰か、人から評価を受ける自分。見られる私。自分を見ている私自身。
こうやって制服を着ていた頃とは、ずいぶんと違ってくるものだよなぁとしみじみ思いました。
その場でそんなに深くは考えません。
考えてなどいられません。
なんといっても、今、中学校に来ているのだから。
目の前にいる13歳達のまぶしさに、とたんに胸が熱くなります。
彼、彼女達が笑う。
そこに居るだけでどうしてこんなに尊いのだろうと思いました。
2時間目は「体育」で、プールでした。
次男は水泳が苦手で、朝からやや不機嫌でしたが、プールサイドで笑顔が見え安心しました。
水温30度。
ぬるいの?冷たいの?
男女に分かれて、体育の先生ふたりが指導していました。
ゆっくり、しっかり、安全に。
パシャパシャ上がる水しぶきが目には涼しいのですが、一人また一人と参観の保護者は消えていきました。そりゃそうさ、暑いし、観ていたって、ねぇ。
3時間目は「国語」で、実はこの授業が観たかったのです。私の本命。
次男の国語の先生が、昨年度の長男の担任でした。
国語が得意な長男に対し、苦手な次男。
私は、先生の授業を観てみたいなと思っていました。
扱う教材は現代文で『星の花が降る頃に』、中学生が主人公の物語です。
先生の授業は、私にはとても楽しかった、面白かったです。
次男には、………どうだろう、ついていけているかなぁとそっと廊下から覗きました。
いまいちな反応のように見え、そうだろうなぁと思いました。そういうものだよな。
土曜日の、前の時間がプールだった後の授業です。
生徒達も頑張っていました。
先生もそれを分かっておられ、ゆえにメリハリある展開をされていたと感じました。
毎月(そう、一ヶ月に一回、参観があるのです!多過ぎませんか?!)の参観日には保護者アンケートがあります。
任意です。
書いてるのは、アンケート回答がPTA委員のしごととされている方くらいです。
今年度からはQRコードでオンライン回答と、その場で用紙に記入してボックスに投函してくるのと選べるようになっていました。
どうしたか?
書きました、紙に。
びっしりと裏面まで。
(今年度、中学はPTA委員はしていません)
投函時、ボックスに入っている用紙は私のだけでした。
そんなものです。