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ケアで人生は変わる。誰も教えてくれなかった「ケアの本質」

どうも、足ひれ社長のヨシです!

「マッサージって、痛い方が効果あるんですよね?」
「ケアは毎日した方がいいんでしょう?」
「どんなケアが自分に合ってるのかわからない...」

こんな疑問、持ったことありませんか?

実は私も、20年以上の競技生活の中で、数えきれないほどのケアを経験してきました。
マッサージ、整体、ストレッチ...様々な施術を受け、数多くの先生・トレーナーさんに出会う中で、ようやく気づいたことがあります。

それは...

「痛いケアが、必ずしもいいケアとは限らない」

という事実。

痛いマッサージが快感な人もいますよね。
でも私は基本的にノーセンキューです。

後悔から学んだ「本当のケア」

「一時的な痛みなら、我慢できる」

私も昔はそう考えていました。
若さゆえの過信もあったのかもしれません。
でも、その考えが、取り返しのつかない結果を招くことになるとは...。

中高生の頃は、ケアなんてほとんど気にしてませんでした。
フィンスイミングを始めてからトレーニング量や負荷が増え、ようやくケアの必要性に気づいたんです。

でも、
「マッサージ受けときゃ十分だろ」
「ケアって響きかっこいいな〜」
初めはそんな程度でした。

学生時代といえば、いろいろ無茶をしたり、パワープレーで何でもやっちゃう時期。

練習で痛みが出たとしても、騙し騙し練習を続け、一時的に痛みが引いたら「よし、治った!」と思って再開する。

このサイクルを何度も繰り返した結果、数年後、昔の小さな痛みや不調が蓄積され、私は最終的に、志半ばで「手術するか引退するか」という究極の選択を迫られることになりました。

今なら分かります。
あの時の「我慢」は、未来の自分を潰す行為だったんだと。

ケアで失敗しない3つの秘訣

1. 「痛み=効果」は大きな間違い

さて、話を戻しましょう。
数々のケアを経験する中で、様々なアプローチに出会いました。

例えばマッサージひとつとっても、

  • 叫ぶほど痛いマッサージ(拷問?)

  • 心地よいマッサージ

  • さする程度のマッサージ

トレーナーさんや先生によって、十人十色のアプローチがあります。

特に強烈なのは、とにかく痛い施術
世の中の風潮的にも、「痛ければ痛いほど効果がある」と信じていませんか?「良薬口に苦し」的な。

でもこれ、実は大きな間違いかもしれません。

私が今まで実践してきた結果、痛い施術を受けると、身体が防御反応を起こして筋肉が緊張し、かえって疲れてしまう。そんな感覚になります。

実際に、痛ければ良いという精神で、こちらが痛がってるのをまるで嬉しいように力を緩めず、その結果、筋繊維を損傷させられてしまっているというケースもあると思います。

「リラックス」したくて行ったのに、帰り道の方がどっと疲れてるという…同じような経験ありませんか?

中には
「その筋肉を押された時の緊張と疲れが、筋肉へ血液を循環させて、後から血流が良く流れて、就寝時に疲れが取れるんだよ」
みたいな人もいますが、そもそも、それならアクティブレストで軽運動した方がリスク低くね?と思っちゃいます。

「強いだけのケアは、むしろ危険」
その気づきは、高い代償と引き換えに得たものでした。

2. 信頼関係が全ての土台

私は今でも同じ先生に15年以上診てもらってます。
どちらも歳をとりました。(笑)
なぜそんなに長く続いているのか?

それは「信頼関係」があるから。

自分の資本である身体を安心して任せられる。
小さな違和感も相談できる。
何か起きても「先生に見てもらえば大丈夫」という安心感がある。

先生からは
「アスリートなだけあって、自身の身体の細かな変化にとても敏感」
とよく言われます。
でも、これは生まれつきの才能ではありません。

施術を受ける中で、自分の身体の声に耳を傾けることを学んできたんです。
そして、その経験は今、指導者としての私の財産になっています。

3. 予防的ケアの重要性

今、私は指導者として、選手たちにケアや補強、コンディショニングの重要性を伝えています。

フィンスイミングの場合は、大きなフィンを扱うため、関節には大きな負荷がかかる。だからこそ、予防的なケアが命綱なんです。

自分が手術か引退かの選択を迫られ、挑戦の道を強制的に閉ざされた経験があるからこそ、予防的ケアの大切さを痛感しています。

本当に効くケアの見つけ方

インナーマッスルという隠れた味方

ケアというと、マッサージや施術を思い浮かべる人が多いと思います。
でも、実は日々のトレーニングの中にも、重要なケアの要素が隠れているんです。

多くの選手、特に男子は華やかなトレーニングに目が行きがち。
スクワットやデッドリフトの重量に執着する人も多い。

でも、私は逆なんです。

スクワットの重量は軽くても、身体が器用な選手の方が、効率よく、安全に、再現性高く速く泳げることも多い。
その秘密のひとつは、インナーマッスルにあります。

「地味な補強が、実は最高の保険」

アウターマッスルだけを鍛えても、本当の強さは手に入りません。
インナーマッスルがあってこそ、大きな筋肉の力を効率的に、連動的に使えるんです。

私は指導の中で、こんな例え話をします。

「家を建てる時、目立つ壁や屋根も大切。でも、それを支える基礎や土台がしっかりしていないと、いつか必ず崩れてしまう」

インナーマッスルは、まさにその「基礎」や「土台」なんです。

セルフケアのチェックポイント

では具体的に、どんなことに気をつければいいのか?
まずは自分を知ることから。

以下のチェックリストを、毎日の習慣にして変化を感じ取ってみてください。

□ 朝一番での体調確認

  • 昨日の疲労は抜けているか

  • よく眠れたか

  • 普段と変わった感覚はないか

□ 練習前後の違和感チェック

  • いつもと違う痛みはないか

  • 動きにくい場所はないか

  • 疲労の残り方は普段と同じか

□ 左右差のチェック

  • 可動域に差はないか

  • 力の入り方に違いはないか

  • バランスは取れているか

□ 定期的なストレッチ

  • 柔軟性は維持できているか

  • 筋肉の緊張は取れているか

  • リラックスできているか

さいごに - 20年の競技生活から学んだこと

指導者として実感するのは、誰もが私のように身体に敏感なわけではないということ。

だからこそ、選手たちには頻繁に身体の痛みや違和感を聞くようにしています。
大きな火種になる前に、小さな違和感の段階で対処したい。

それは、私自身が競技生活を諦めざるを得なかった経験があるからです。

適切なケアは、あなたの可能性を広げてくれます。
そして何より、長く競技を続けられる、挑戦できる身体を作ってくれる。

毎日の小さな意識の積み重ねが、あなたの未来を守ります。
私の失敗と気づきが、あなたの競技人生の糧になれば嬉しいです。

ということで、今回もここまで読んでくれてありがとうございました。

この内容良かった!よく書いたなぁ!など思っていただけたら「スキ❤️」と「フォロー✅」、「シェア♻️」、「チップ💙」で応援していただければ嬉しいです...!

また、これからも読者の皆さんに役立てるような発信をしていきたいので、「コメント欄」に質問や気になるエピソードを入力して教えてください!

それではまた次回お会いしましょう!
またね〜

フィンスイミングスペシャリスト
足ひれ社長 関野 義秀

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