『ルーナジア戦記』プレイ日記 第10話・ミレルバの大海賊

プロローグへ
前回へ


 マーメイド・ギニー。
 可憐な二つ名とは裏腹に、勇猛で知られた大海賊にしてミレルバ諸島連邦を率いるステラ・ハーメットの実父である。
 その怪力はすさまじく、噂ではトランプの束を指でちぎるという……。

「どんな力自慢の攻撃だろうと、当たらなければどうということはありません!」

 対マーメイド・ギニー戦に名乗りをあげたのは、先日アサシンとなったケイトだった。

「バレットのお嬢ちゃん。この俺の斧を受ける勇気はあるかい?」
「フン。偉そうな口は当ててからいいな!」

 舌戦の応酬ののち、ケイトとギニーはぶつかった。
 ギニーの振るう大斧が、周囲の地形さえ変えるほどの暴風となって荒れ狂う。
 だが、ケイトが華麗なステップで斧をかわしつつ双剣を閃かせると、刺青に覆われたギニーの腕や肩から血がしぶいた。

「いいね。ミレルバの風は気持ちがいい」
「いつまで余裕ぶっていられるかな、お嬢ちゃん」

 ギニーが、パチリと指を鳴らした。
 すると、背後で控えていた一頭のユニコーンが前脚を高く掲げていななき、ハーロウの魔法を発動させた。

「あっ」

 ケイトの顔が青ざめる。
 くるりと回れ右した彼女は、その日一番の逃げ足を見せたという。


※解説
 ヴァイキングは本作の汎用クラスでもっとも高い攻撃力を持ち、中でもギニーは初期値で125というすさまじいSTRを誇ります。
 手塩にかけたモンスターや騎士をゴミのように屠られたプレイヤーさんも多いのではないでしょうか。
 弱点としては命中率が低いことがあげられますが、経験値獲得量アップと物理攻撃必中効果を付与するハーロウをかけることでカバーできます。
 自軍でヴァイキングを運用する際は、ハーロウ持ちのペガサス、リアクト持ちのグレムリンあたりとセットにしてあげましょう。

プロローグへ
次回へ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?