『ルーナジア戦記』プレイ日記 第12話・共和国よ永遠なれ
ルーナジア歴782年、第19の節――
ガイ・ムール共和国により、大陸はひとつとなった。
統一後、ただちに平穏が訪れたかと問われれば“否”であり、史書に記されぬ戦いもまた存在したが、それはまた別の機会に語られよう。
これまで一人の英傑の軌跡を追うという試みを続けてきたが、ひとつの区切りに達したとして、ここに筆を置く。
せめてもの慰みに、かの戦乱にて華々しき勲をたてし者たちについても記す。
※解説
というわけで、『ルーナジア戦記』プレイ日記・ガイ・ムール共和国編は今回で最後となります。
今更ながら、プレイ条件としては完全初見の一周目、難易度はNORMALであり、軽い縛りとして「クラスの系統は一本に絞る」ことを課していました。
『ブリガンダイン』シリーズは、複数のクラス系統を経由することにより、自由な育成ビルドを愉しめるゲームでもありますが、各系統の特色を把握するために、敢えてそうしています。
最後に、今回のプレイで活躍したルーンの騎士について、雑感を述べていこうと思います。
エルザ:君主として常に前線に立ち、安定した活躍を見せてくれた。ただ、大ダメージを出す固有技がなく、やや地味な印象。バフ・デバフをもっと活用できればよかったかも。
ダリアン:三値の合計はエルザをも超える高水準。統魔力周りも平均以上で非常に頼りになる。クラスチェンジ先はパラディンかブラックナイトかで迷うところだが、今回はイメージ優先で後者に。周辺国の強敵には白属性が多いので、それも判断材料にするといいだろう。
ケイト:ダリアンと並ぶエース。とにかく避けるので倒されにくい。ミレルバ方面軍総司令官として活躍。
シュガー:今作では範囲魔法よりも単発の攻撃魔法の出番が多く、MPが豊富な彼女はほとんどガス欠を起こさず戦えた。しかしイメージ通り打たれ弱く、気がつくと落ちている場面も。
カイン:共和国のツンデレ担当。今プレイではドラゴンを率いていたが、統魔範囲が5と優秀なのでワイバーン等の機動力の高いモンスターと組ませてやったほうがいいかも知れない。
ユイリ:初期統魔力が250と高く、在野でも特に使いやすい騎士。スナイパーにハイケンタウロスを複数率いさせる編成は、ハイケンの攻撃力がGEから下がったため弱体化したものの、まだまだ有用。
ムウア:主に防衛担当だったため、戦闘回数は少なめ。とはいえ頼りになる初期戦力なのは間違いなく、後半はクエスト担当としても活躍。
ダイアナ:STR、AGIの初期値が高く、育ててやれば小粒なケイトくらいの使用感で活躍できる。
パトリシア:正直初回ではバード系のポテンシャルを引き出すところまでいけず、クリア時のレベルは19。ジェノサンダーを覚えた後だったら印象は変わったはず。
トゥマ:正統派美少年かつ、普通に強いソードマン。能力上昇イベントが用意されている騎士の一人。
マルコシアス:頼りになる中堅騎士。何回か修練に出してやればすぐにナイトになれる。序盤、ミレルバが攻めてきたときにステラを倒してくれたのが印象に残っている。
アブニール:ガイ・ムールの抱える闇。面白そうなキャラではあるが、結局一回も戦闘には出ず。ひたすら探索要員。
最後にガイ・ムール共和国をプレイしてみての総評を。
君主を含め、最初からLVの高いメインどころの騎士はどれもわかりやすく強いタイプで、このメンバーを使っているだけでゲームがクリアできるほど。
対して初期レベル1の二人(シュガー、パトリシア)は、どちらも将来的にはトップクラスの騎士になるので育成の楽しみもあります。
総じて初心者にもプレイしやすい国だとは思いますが、OPイベントのイメージでいきなりマナ・サリージアと戦っていくと、領土拡大に悩むであろうという罠もあります。
お気に入りの騎士はケイトさん。
ストーリー面では、せっかく三角関係を描くのだから、もっと葛藤が見たかったとか、ダリアンの内面に踏み込んでほしかったとかありますね。
前作と比較すると、歴史部分の作り込みはかなり深いのですが、反面個々のキャラクターの描写が少ないと感じました。
まあ、その分妄想が捗るともいえますし、信長の野望や三國志を繰り返し遊ぶようなプレイヤーにとっては気にならないかもしれません。
今後、戦闘会話や個別イベントが追加されるDLCなどがあれば大歓迎ですが。
当面の目標として、すべての国でストーリーモードをクリアするのを目指してまして、グスタファ、シノビときて現在四周目のノーザリオをプレイ中。前衛モンスターはゴーレムで統一という縛りを設けています。
Twitterで近況を垂れ流しているので、ご興味あればフォローしてやって下さい。