『ルーナジア戦記』プレイ日記 第6話・ノーザリオ滅亡
ルーナジア歴781年、第17の節、ノーザリオ王国は大陸の歴史からその名を消した。
王子ルビーノ四世以下、多くの騎士はいずこかへ姿を消したが、様々な思惑の許、ガイ・ムールへの再仕官を望む者もいた。
「私はレオノラ。ノーザリオの紡績担当です」
その若い女魔法師は、専門の紡績技術を継承していきたいのだと語った。
祖国を滅ぼした国に仕えようとも、自分の生き方は曲げない。
まっすぐにエルザを見つめる双眸は、彼女の強い意思と決意を窺わせた。
「わかりました。貴女の持つ技術は、なによりもまず民のためのもの。安心してください。貴女には、これまでどおりの身分と権限を保証します」
「まあ……大統領閣下のご寛恕に感謝いたします!」
「私は大統領ではありませんよ。義勇兵を率いる、ただの女です」
感激するレオノラを前に、エルザは口許をほころばせた。
「正直に申し上げます。ノーザリー島よりも、貴女ひとりを手に入れたことのほうが、私は嬉しい」
「エルザ様」
バレット族の騎士ケイトがため息をついた。
「魏の曹操っぽくいっても駄目です。本音がダダ漏れですよ」
「(なんて素敵な眼鏡っ娘……ハァハァ)……えっ?」
※解説
敵国を滅亡させると滅ぼすと、特定の騎士が仕官を求めてきます。
レオノラさんもそのひとり。統魔力まわりのスペックも悪くなく、有用な魔法師です。大事に使ってあげましょう。
逆に、国が亡ぶと他国に仕え、復讐を期す騎士も存在します。
プロフィールも変化するのでぜひチェックしてみましょう。妄想が捗ること請け合いです。