『ルーナジア戦記』プレイ日記 第3話・在野の騎士
ビショップのアブニールは、旅先で一人の男と出会った。
疲れた目をしたその男は、デュリウスと名乗った。
元はノーザリオ領ウォーレンの守備隊に所属していたが、グスタファ神聖帝国の奇襲を受け、この地に落ちのびてきたのだという。
その戦いで、彼は戦友と息子を失った。
自分一人だけ生き延びてしまった罪の意識から、彼は荒んだ生活を送っていた。
いまは一人でもルーンの騎士の力が欲しいとき。アブニールはガイ・ムールへの仕官を勧めたが、デュリウスはなかなか首を縦に振らなかった。
「しっかりして下さい。弱き者を守るのが騎士の努めでありましょう」
アブニールの必死の説得に、頑なだったデュリウスもついに決意を固めた。
「わかりました。この命、あなたとあなたの主君にお預けします」
……と、ここまでであれば、いい話風に聞こえるだろう。
だが、このアブニールという男……!
彼は、バレット族(妖精みたいな亜人)の子供を攫ってきて特殊部隊を養成しているド外道なのである!
※解説
騎士を探索に送り出すと、アイテムを発見したり、在野の騎士をスカウトしてくることがあります。
スカウトイベントのテキストは固定のため、たまに実行騎士のキャラに合わない展開も起こりますが、お茶目ポイントの一種だと思って受け流しましょう。
ただ、アブニールの場合、表向きは善人としてふるまっているという設定なので、ある意味これで正解という気もします。