『ルーナジア戦記』プレイ日記 第5話・ノーザリオ最後の砦

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 ノーザリオの首都ランスターも陥落し、残る拠点はいよいよロレンスひとつとなった。
 未熟な君主、ルビーノ三世に代わり、城を守る主将は聖騎士グラドス。
 文字通りノーザリオ最後の砦として、不退転の構えを見せていた。

「ふん、たった一人の武勇でこの劣勢を覆せるものか!」

 そう吠えたのは、ガイ・ムール有数の騎士として知られるカインだった。

「ゆけ、オルスリーザウ! 進め、バウロン! 思い上がったノーザリオの連中に、戦いのなんたるかを教えてやるのだ!」

 号令一下、カインご自慢のサンダードラゴンとダークドラゴンが競うように砦に殺到した。
 守備隊のモンスターたちは、二頭のドラゴンになすすべなく蹂躙されてゆく。

「いいぞ、その調子だ! そのままグラドスめの首級もあげてやれ!」

 ダークドラゴンのバウロンが、鼻の差で城門に到達する。
 待ち構えていたグラドスが、愛用の大剣をゆっくりと頭上に掲げた。

「ぬぅん!」

 気合一閃。
 猛進するドラゴンの巨体が、紙のように両断された。

「ああっ、バウロンンンンンーーーーーッッッッ!!!!」


※解説
 前作GEと比較すると、ルナ戦では相対的に騎士が強くなりました。
 特に前衛は上級職ともなると、移動前に放つことのできる強攻撃の威力が凄まじいことになります。
 GEではドラゴンをクラスチェンジさせるとまず落ちることがなかったため、その感覚でプレイしていると痛い目に遭います。
 このときはリアルに「ウソォ!?」と声が出ました。

 それと今回登場したカイン君ですが、モンスター愛溢れるツンデレで、ガイ・ムールの癒し枠といってもいい存在です。
 ムウアお爺ちゃんは、彼のことをオタクオタクいいすぎだと思います。


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