tanka 通信No.5
たんじょうびには季節をくださいと願う南の島にて
2xxx年ぼくらは国を超え電波に声をのせとおくおしゃべりを
まばたきから産まれたきらめきはBIG BANG散りぢり散り
あの子がシガレット吸うのは冬の吐息が恋しいから
いつの間にかあなたの誕生日は過ぎていた忘却の儚さよ
私より可愛くないあの子が幸せそうで
ふたつ少ない僕の年輪は2回冬を逃したせい
君の夢に僕が居たらしい そのとき流るゝ「夢で逢えたら」はどのそれか
並行していた僕とうたが交わり捻られる蛇口ながれる
目を閉じて近づけば紅に染まる貴方のくちびる