真田広之主演『SHOGUN 将軍』 時代と現代が交錯する深遠
先日、『SHOGUN 将軍』がエミー賞で史上最多の18部門を受賞したとのニュースを目にしました。それをきっかけに、以前途中で挫折したこの大作に再び挑戦して、ついに最後まで鑑賞することができました。
とにかく大作の重さが私にはこたえたのです。受賞の話題性に背中を押されてやっと最後まで、という情けなさでした。
このドラマは、真田広之さんが主演・プロデュースを務める時代劇で、戦国時代末期、関ヶ原の戦い直前の日本を舞台にしています。登場人物たちは、いつ命を落としてもおかしくない緊迫した状況の中で、自分の存在意義や生きる目的を探し続けます。
戦国時代に生きた人々が抱える生死にまつわる葛藤や、日本文化に深く根付いた自己犠牲の精神が、とてもリアルで重厚な緊迫感の中で描かれ、それが私を少し息苦しくさせたようです。
けれどそんな登場人物の時代を生き抜く知恵はまた、現代の私たちが直面する問いにも通じていて、だからこそこの作品には深みがあり、視聴者を強く引き込むのだなぁとも感じました。
撮影はカナダで行われていたとは思えないほど、日本を確かに描写しています。真田さんはハリウッドの映画の中の日本の描写の向上に、長年尽力されてきたと聞いています。
彼の人生そのものが、将軍になる時を迎えたのだなぁと感じる一作でした。
見どころ
壮大なスケールと迫力あるアクション
国際的な視点から描く戦国時代
真田広之をはじめとする豪華キャスト陣
日本の伝統文化と美しさ
現代的な解釈を加えた歴史ドラマ
こんな人におすすめ
歴史ドラマが好きな人
日本の文化や時代劇に興味がある人
大作ドラマで迫力ある映像を楽しみたい人
陰謀や策略、人間ドラマが好きな人