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Netflixドラマ『地面師たち』一気見感想

Netflixで公開されたオリジナルドラマ『地面師たち』、思わず一気見してしまいました。日本のドラマがこんなに凄いとは!、、震えた作品です。


このドラマは、2017年に実際に起きた積水ハウスの不動産詐欺事件をベースにしています。東京五反田の一等地を偽の書類で売りつけ、積水ハウスから約55億円を騙し取った「地面師」と呼ばれる詐欺師たちの物語です。

原作小説『地面師たち』は新庄耕によって執筆され、2019年に出版されました。ドラマはこの衝撃的な現実の事件をベースにしつつ、創作的な要素を加え、さらに巧みな演出でよりドラマチックに仕上げられています。

監督は『モテキ』などで有名な大根仁氏、キャストは綾野剛と豊川悦司など演技派揃い。石野卓球による独創的な音楽や、斬新なカメラワークとライティングが特徴で、従来の日本ドラマとは一線を画しています。その洗練された演出には驚きました。


バイオレンスや性的描写などの過激な表現は、賛否両論あったようですが、頭脳派集団の犯罪が卓上で淡々と進行されるばかりではなく、そこに人間臭いエグみのようなのようなものがエンターテインメントとして付加されていたように思います。いかにもNetflixらしい自由度の高い作品なのではないでしょうか。

人間の欲望やエクスタシーの追求が時に滑稽で危険なものになりうること。視聴者は、登場人物たちの行動に戸惑いながらも、人間の本質的な部分を見せられているような気がします。

ドラマは従来のフォーマットを打ち破り、40分から90分のエピソード丈で構成されています。

この柔軟なストーリーテリングとクオリティーの高さは没入感を圧倒的に高めます。そして石野卓球のエレクトロニックで洗練されたBGMとシネマティックな映像美が、独特の視覚と聴覚の体験を提供し、従来の日本ドラマとは異なる新しい体験を生み出していると感じました。

緊張感あるストーリーとクリフハンガーなエンディングに引き込まれ、一気に全話を視聴してしまうこと間違いなしの作品、おすすめのドラマです!


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