【#17】先生、私の隣に座っていただけませんか?
「労働なんかしないで 映画鑑賞だけで生きたい」のコーナーでは私が行き当たりばったりで視聴した映画について書いた小感記事です。
第17回は2021年9月10日に公開された堀江貴大監督作品「先生、私の隣に座っていただけませんか?」について書いていく。
私の先生はあなただけなの
早川佐和子は人気漫画家で、夫の早川俊夫も漫画家だが、夫はスランプで4年漫画を描いていない。
双方の担当編集者の千佳は俊夫と不倫している。
佐和子の新作漫画のテーマは「不倫」という事で、俊夫は精神的に追い詰められていく。
夫が不倫している事を知った佐和子の行動は…
佐和子自身がすごく柔らかい性格なのもあるので、最後の展開を見ちゃうと怖いなとも感じた。
また自身の描く漫画を見せつけることで夫にダメージを与えたりと夫が現実と妄想が分からなくなるのも分らんではない。
というより現実と妄想が分からなくなる描き方がこの映画のいいところだ。
漫画家どうしだからできる答えの出し方をしてのタイトル回収も良かった。
話のもっていき方などうまいとは思うが、題材が「不倫」なだけに私には分からない世界なので不思議な映画でもあった。