イギリス時代 その4
私は昔から食べるのが好きだ。作るのも好きだ。
専門学校の時はお金がないのもあって、ほぼ自炊。お弁当も毎日作る。
食費を切り詰め切り詰め、欲しい物を買う。本来だったら美容の道具や練習用具を買ってただろうが、私はケーキの形や振るい器、パテリングナイフなど買いあさり毎週末にはお菓子作りに邁進する日々。
そんな、変わった奴が「イギリス飯は不味い」と言われる国へ行った時の飲食事情について、少しお話を聞いてもらおうと思います。
イギリス留学初期・・・
英語もよく話せないので、一度成功したバーガーキングによく出入り。スーパーでパンやハム、リンゴ等を買ってサンドイッチにして、変わった食材を見つけては何でもサンドにしてみてた。
フラットに女性3人と私の共同生活でキッチンを使う時間があまり取れず、大々的な料理はなかなかできず。
TWININGSの紅茶をよく飲んでた気がする。
4ヶ月で日本人フラットを出て、イギリス人大家とフランス人、韓国人と4人での共同生活期・・・
住まう条件の中に「ご飯を作ったときは、大家さんの分まで作ってあげる事」これは、イギリス人大家のデイビットが老齢な事もあり面倒を見ると言う事だった。
それもあり、冷蔵庫は大きくキッチンも広かった。私が何かしら、ご飯を作っていると韓国人のクリスが
「チキンテリヤキ、食べたぁーい!」と連呼される…
週末に作って、冷蔵庫にみんなの分を作ってあげて冷蔵庫に入れとく生活が始まる。
自分でランチボックスも持って行ってたが、面倒なときは近くのパブでビールを昼間っぱらから呑みながらお昼ごはんをしていた。
一年経ったか位の時・・・
バイトもしていたので、生活はかなり充実していて、週末には遊びに行くことが多く外食は少し増えていた。
・アーセナルのメキシコ料理屋
チリコンカンとブリトーが好きすぎてデリバリーでもよくお世話になった。
・フィンチリーロードのトルコ料理
週に一回は必ず行ってた。串焼きが少し甘辛く味付けされていてすごい好きだった。ケバブとかは置いていない少し良いとこのお店だったかも。ランチが割安だったから。
・レスターの中華街
大人数で飲茶に行ってた。当時の物価からしても安めだったのでお腹いっぱい食べて、満足できた。
揚げ春巻きと水晶餃子を毎回2個づつ頼んでいた。
・ボンドストリートのパブ「コーナー」(だったような…)
言わずもがな、ランチでも活用していたお店の「フィッシュ&チップス」様々な所で食べてきたが、フィッシュ&チップスを食べたくなったらここしかない。ビール呑みながらだったからかなぁ…でも、私が一番美味しいと思った店。他では絶対に食べなかった。
他にもっともっと紹介したいお店なんかもありますが、基本的には自炊は欠かしたことはありません。
「スイートライス」が日本の米に一番近くて、それをいつも炊いてた。(ヨーグルトなんかに入れる用のお米らしいけど…)
イギリス飯は不味いと言われているが、伝統料理が少ないだけで異文化が入り乱れている国だからこそ様々な料理を食べることができた。先入観を持って、食事選びをしなければ美味しいものはいっぱいある。
私だって、毎日日本食を食べてるわけじゃない。ハンバーガーやスパゲティだって食べるから。そんな感覚かなぁーっと、曖昧ではあるが思った次第。
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