イギリス時代 その後 仕事事情
約1年のビダルサスーンスクールの学生生活を終えた頃、どうしても物足りなくて、もう一年在留する事を決めました。
また親にワガママを言うことに…
しかし、仕事をする事を条件に快諾。もっと勉強がしたいという熱意が伝わってだと思います。
そこで私がイギリスのロンドンでお金を稼ぐ事をしてきたいくつかを綴って行こうと思います。
「フリーランスのメイクアップアーティスト」
メイクアップフォーエバーに登録していたこともあり、劇場やショーのお手伝い。ヘアアップが得意だったため重宝され、様々な場所に駆り出された。お給金はそんなに高くはなかったけど。長身のモデルが全裸で恥ずかしげもなく着替える姿を見れたのは役得。月に一回程度。
「モバイルヘアドレッサー」
いわゆる出張美容師。ロンドン日本人会に登録していたこともあり、口コミでお声がかかることが多かった。
出張費用はタダ(ゾーン3までの地下鉄月間乗車券を持っているため)で、技術料金だけでやってた。
月に5件、家族も含めカットやカラーを行ってたので、これがかなりの収入源にはなっていた。
「ナチュラルナチュラル」
日本食料品店でのバイト。学生という事もあり週に18時間しか働けないという成約があったが、日本の食材を割安で購入できるのがとても魅力的。
近くにユアン・マクレガーが住んでいて、良く買い物に来てたのを覚えている。
時給が結構良かった。
「サロンのアシスタント」
勉強のために週末入っていた。ボンドストリートの一等地にあるサロンだったため、ビクトリア・ベッカムが来ていた。顔とかよく知らなかった為、あとから聞いてびっくりした「あのスパイス・ガールズでベッカムの奥さん!」
あと、ジョアン・ベッカム?デビット・ベッカムの妹さんが同じサロンでアシスタントをしていた。
給料は無かったけど、いい思い出は貰えた。
「ホームパーティのケータリングシェフ」
イギリスは週末によくホームパーティをする。
そこで、料理が得意だったため予算に応じて料理を作る出張料理人なんかもやっていた。
月に2回程度、日本食を中心として(日本食料品店でばいとしてたので)割安な材料で食事の提供ができる。手巻き寿司や肉じゃが、天ぷら等がとても喜ばれた。
基本的に幾ら、の中で材料をやりくりして残ったお金がお駄賃になる。しかし、喜んでくれた方々がチップを渡してくれるので、思った以上に稼げた。
全てをこなして、一番稼いでいたときは日本円で50万程度。イギリスの物価なんかで換算すると半分くらいかな?
ただ、仕事をこなし稼ぐだけではなく様々な経験をさせて頂いたのが一番のやりがいだったかもしれない。
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