コンサルってなんだろう?
専門家の定義
最近割と身近で「コンサル」という言葉を耳にします。
コンサルとは、言わずと知れたコンサルティングのことで
どんな分野であっても、
その道の専門家がお客様を課題解決に導くこと
ですがときには、何の専門性かいな?と首をかしげるような、
なんちゃってコンサルもある気がします
その分野についての学びや経験に、どれくらいの時間と労力を費やしたら専門家と言えるのか、に関してはもちろん一概には言えませんが
マルコム・グラッドウェルの
「一万時間の法則 (人が何かに習熟して一流になるのには一万時間が必要)」というのが比較的知られていますね
だいたい毎日平均3時間だと1年で1000時間、
これを10年間続けると一万時間という計算ですが
仮に単純にこの基準にあてはめたとしたら
巷にあふれるコンサルの多くは専門家(その道に習熟したプロ)でもない人が提供していることになってしまうかもしれません。
報酬の妥当性
コンサルティング報酬についてはもっとあいまいで
報酬に見合った価値が提供されているのだろうか?
ということに関しては個人的に思うところはありますが
月並みですが受ける人が価値を感じているのであれば、当然それが適正価格ということなのでしょう
ところでコンサルティング報酬とは異なりますが
税理士業界の慣習というか常識としては、例えば簡易な届出書などの書き方を指南する程度のサービスであれば無料(顧問料の範囲内で別途請求しないケースを含む)で提供するのが一般的ですが
これについても、受ける側で価値を感じていただけるのであれば報酬をいただいて提供することのほうが双方ハッピーなのでしょうね!
知識や経験だけでは足りない!
話をコンサルティングに戻しますが、1万時間かけたかはともかくとして、豊富な経験や知識を有していることは、専門家としての必要条件ではあると思いますが、それだけでは不十分であるということも事実です。
膨大な時間と労力を投じて難しい試験に合格して
その後の実務を通じて豊富な知識と経験を有していたとしても
それだけでお客様に価値を感じていただき、高額な報酬をお支払いいただけるようにはならないわけで
特定分野の専門知識だけでなく
コミュニケーション能力や質問力を含む総合的な人間力が求められる
そしてさらに、いかによい商品(サービス)を持っていても
それを売る力や仕組みを持っているかということはまったくの別物で、
むしろ後者のほうが重要性が高いのではないか?!
いわゆる士業など有資格者もさらに襟を正して精進しないといけないと
あらためて強く感じています(自戒)
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