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「本気を出す」ことについてなど

こんにちは!

まだまだ暑い日が続いていますが、朝晩の空気はなんとなく秋めいているような気がしませんか?

さて突然ですが、最近ある方に「能力的に恵まれているうえに要領がよく、大抵のことは3割位の力でこなせちゃうから本気出していないのでは?」と、厳しくも愛ある指摘を受けました。

「本気出せばもっとイケるだろうからやってみれば?」とも…

確かに最初の指摘はある程度は的を射ているし、以下のようなことからも思い当たるふしはあります。

✅過去に仕事の重圧が原因で心身のバランスを壊したことがあり、無理して頑張ることを避ける傾向にある。
✅フルマラソンを3回完走した経験からも、ペース配分の重要性を痛感している。
✅負けず嫌いな性格で、そもそも「完走できない」という選択肢が自分にはない。

マラソンランナー

つまり、何事もやるからには必ず完遂しなければならない、勝ち負けだったら勝たなければならない、と思っているため、

現在の能力、時間的余裕その他あらゆる状況を過去の経験に照らし、

このくらいの負荷ならば継続可能(できる、勝てる)と判断しないと着手しないし、

いったん着手したからには設定したペース配分を守ってゴールまで淡々と走り続ける、というのが常なわけです。


ところで、1981年から2001年までゼネラル・エレクトリック(GE)社のCEOを務め、

2020年3月に亡くなった、ジャック・ウェルチ氏が同社に導入したマネジメント手法に、

組織の現状の能力水準では達成が極めて困難なゴールや課題を意味する「ストレッチ」と呼ばれるものがあります。

従来のやりかたで努力する程度ではできそうにないくらいの目標を設定することで、

人は最大限の能力を発揮したり、革新的な発想が生まれ、劇的な成果を上げる、と考えられています。

いわゆる「火事場の馬鹿力」=リミッター解除による限界突破、とは少し違うかもしれませんが、

「自分で限界を決めるな」などとよく言われることとも関連があるように思います。

実は私はあまりこの「ストレッチ」を好まず、これまでの人生を振り返ってみても、

到底達成できそうにない目標を設定して、無理をして頑張ってそれをクリアした、という経験は、
記憶にありません。(ひょっとしたら忘れているだけかもしれませんが)

そのかわり、コツコツと積み重ねることは子供の頃から得意なので、
「雨垂れ石を穿つ」の精神で、
弛まぬ研鑽の先に光が…みたいなことを理想として生きてきた気がします。

話を「本気を出す」に戻しますが、そもそも「本気」の意味は何なのか、辞書で調べてみました。

ほん-き【本気】まじめな心。冗談や遊びでない真剣な気持ち。

ほんきになる【本気になる】(それまでは軽い気持ちでいたのが)真剣になる。
(広辞苑)

とすると、必ずしも無理をしたり、筋トレにおけるALL OUT(オールアウト)みたいな状態にならなくても、
(※オールアウト:エネルギーの枯渇や疲労物質の蓄積によって、生理学的に運動を継続できなくなる状態)

本人なりにまじめに真剣に取り組んでいれば、その人にとっては「本気を出している」ことになるのではないか、という極めてあたりまえで、ゆる~い結論にたどり着きました。

ただ、冒頭の指摘を受けたことがきっかけとなって、

これまでとは違うパターンの行動をとってみるのも面白いのでは、と感じ始めているのも事実です。

これまでの自分の人生も大切で大好きですが、その延長線上ではない、ビックリするような未来も悪くはないのかもしれませんね。

皆さんはいかがですか?

ストレッチにあまり抵抗はないでしょうか?

今日はこの辺で⭐️


最後までお読みいただきありがとうございます。

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