【ChatGPT】“脈あり誤解”について質問してみた。
最近話題になっている『ChatGPT』を自分も利用を開始しました。
きっかけは、作業療法士の恩師がOTについて質問した内容の回答が概ね的を得ていると思ったからです。
もちろん、その道の専門家が答える内容の精度や深さまでは及ばない箇所もありますが、少なくとも相応に学習した回答は可能だと思いました。
ChatGPTの実力を試すべく、いくつか難しい質問を投げかけてみました。例えばウクライナ情勢、少子高齢化、不倫問題など一般的に回答に窮する内容を質問したところ、概ね的外れだと思われる回答はなく、優秀で無難な回答をまとめてきたという印象です。
今回は、ChatGPTに“脈あり誤解”について質問した内容を示しながら、感じたことを述べていきます。
まずは、質問文と回答を以下に載せておきますのでご覧ください。
1番の回答については、実際に女性と意見を交わしたことがあり、「女性の態度が曖昧で男性が勘違いすることも大いにあるよね」といった話が出ました。「だから女性の責任も一定数あると思います」といった意見をもらいました。
確かに相手の態度が曖昧だから、状況を都合よく解釈してしまう可能性は十分あるでしょう。
2番の回答については、過去に動画で話した内容と重なります。
男性たちが「何かと恋愛的な文脈で受け取る」ことの要因として、性別意識に囚われており、例えば仕事仲間を「女の子」としてみてしまうことだったり、恋愛的な自己評価が低いこといった男性の文脈が存在することを挙げました。
そのため、「職場の同僚」「仕事相手」「クラスメイト」「先輩・後輩」「友人」といった、相手との現実の関係性を恋愛的な文脈に読み違えてしまう過程には誰からも相対化されることのないまま、繰り返し重ねられたポジティブな妄想が原因が大きな役割を果たしているとまとめています。
3番の回答については、女性と意見を交わした結果「関係性が築けないのは、コミュニケーションが上手くとれない、乏しいというのが前提に存在する」という意見で一致しました。
そして「そもそもコミュニケーションが上手くとれない、成立していない時点で脈はないよね」といった話に落ち着きました。
読者の皆さんは今回のChatGPTの回答に対してどのような感想を抱いたでしょうか。
自分は、思った以上にAIの精度が高いことに驚愕したというのが率直な感想で、想定される内容を複数かつ正論で回答してくる印象です。
実際にChatGPTに使用してみて、Googleが警戒心を抱いたのも納得がいきます。知りたいことをブラウザで「検索」する時代からAIに「質問」する時代に変わる可能性を大いに感じます。
歴史を振り返ると一度開いた扉は元には戻らないと感じます。今後はAIとの付き合い方のようなものを学ぶ必要性に迫られるかもしれません。
自分としてはAIとの共存が最適だと思っています。今後は個人の文脈から発せられる意見や思考、AIの回答を検証する能力の価値が高まると感じますし、疑問を言語化して的確に質問する力がより重要になるでしょう。
将来、人々がどのようにAIと付き合っていくのか見ものです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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