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病いを生きる

 病む者にとって、病いとは、それが精神的なものであれ、身体的なものであれ、日々のくらしや生き方まで影響する主観的な体験である。「健康という幻想」の呪縛、「治る・治す」というこだわりを捨てるしかない、という現実に向き合い、ひとは今、自分の病気を治療してもらう患者という受動的な対象から、病気をどのように引き受けて生きるかという生活者としての姿勢が問われる、主体的な対象となった。

 僕は一人の作業療法士として精神科領域に携わっているが、この教科書から学べることはとても多いと思う。

 今回引用した“病いを生きる”という姿勢が一番人生を楽に生きることができるだろうと個人的に思う。

 その過程は大変なこともあろうかと思うが、自然体で生きることがおそらく最も人生を楽しめるだろうと僕は思う次第だ。



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猫男@ASD
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