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40代で自閉スペクトラム症、いわゆるアスペルガーと診断された私。

振り返ると、小さな頃から生きにくさを感じてばかりでした。

こどもが発達障害を持っているのではと気付き、発達障害支援センターの職員とのヒアリングや発達テストの様子を見ていたり、いくつかの書籍に目を通す中で気付いたことがありました。
それは「私自身も発達障害っぽいぞ」ということ。

気になったら確認しないと落ち着かない性格です。
専門のクリニックを受診し、大人向けのテストをいくつか受けてみたところ、私は「アスペルガー」だとわかりました。このとき私は40歳でした。
一般的な標準から外れてしまった自分を受け入れがたく、精神的に落ち込みました。

でも、いろいろと合点がいきホッとしたのも事実です。
こだわりの強い性格も、
見通しが立たない事象に対する不安も、
予想外のことが起きると思考停止してしまうことも、
いやなことをいやだと言えない弱さも、
人にあまり興味がなく自分ひとりの方が気楽なことも、
だいたいアスペルガーの性質に当てはまります。

診断が出されてホッとしたのは、生きにくさを感じいたのは生き方が下手なわけでなく、先天的な特徴と知れたからです。
一言でアスペルガーといってもさまざまなタイプがあるはずです。
なので一概には言えませんが、よく耳にする特徴のいくつかは私にぴたっと当てはまってホッとしました。

もしかすると他の発達障害とミックス型かもしれません。
そこはまだわからないのですが、ともかく自閉スペクトラム症の中のアスペルガーとわかったのは、40代にして大きな一歩でした。

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